11日に仏・ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞前哨戦のフォワ賞(GII、4歳上、芝2400メートル)はC・ルメール騎手騎乗のサラフィナ(牝4歳、仏=A・ド・ロワイユデュプレ厩舎)が直線の叩き合いを制して、快勝。
 日本から参戦したヒルノダムール(牡4歳、栗東・昆貢厩舎)は2着、ナカヤマフェスタ(牡5歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)は4着に終わった。3着はセントニコラスアビー(牡4歳、愛=A・オブライエン厩舎)。
 逃げ馬不在で各馬がゆったりとしたスタート。ナカヤマフェスタが先頭に立ち、ヒルノダムール、セントニコラスアビーが続き、サラフィナは最後方から競馬を進めた。道中でセントニコラスアビーが2番手に上がり、そのまま直線へ。ナカヤマフェスタが粘りを見せていたが、ヒルノダムールが狭いところから鋭い脚で伸び、先頭に立った。しかし、最後にサラフィナが抜群の勝負根性を見せ、ヒルノダムールを僅かに交わしてゴールし勝利をおさめ、凱旋門賞本番へ弾みをつけた。
 前哨戦では敗れたヒルノダムールとナカヤマフェスタ。凱旋門賞での巻き返し、そして、日本馬初制覇の悲願なる
第25回セントウルS(11日、阪神11R、GII、3歳上オープン、国際、別定、芝1200メートル、1着本賞金5800万円=出走15頭)2番人気の田辺裕信騎乗エーシンヴァーゴウ(牝4歳、栗東・小崎憲)が2番手でレースを進め、直線でしぶとく伸びると、馬群を縫って猛追した香港馬ラッキーナインをアタマ差抑えて優勝。タイム1分8秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着に1番人気ダッシャーゴーゴーが入った。なお、4位入線のグリーンバーディーは4コーナーで急に外側に斜行したため、14着に降着した。
 テイエムオオタカがレースを引っ張る中、終始折り合い良く2番手を進んだエーシンヴァーゴウ。直線を向くとラッキーナイン、ダッシャーゴーゴーらとの追い比べを繰り広げると、ゴール前グイっと伸びたところがゴールだった。
 この勝利でサマースプリントシリーズの通算ポイントを26としたエーシンヴァーゴウは、ポイントトップを走っていたカレンチャン(20ポイント)を逆転。見事にシリーズ優勝を成し遂げた。
 エーシンヴァーゴウは父ファルブラヴ、母カンザスガール、母の父Thunder Gulchという血統。勝った田辺騎手、小崎調教師ともにセントウルS初勝利。
 第56回京成杯AH(11日、中山11R、GIII、3歳上オープン国際、ハンデ、芝1600メートル、出走14頭)2番人気フィフスペトル(牡5、美浦・加藤征弘厩舎)が勝利。勝ちタイムは1分31秒9(良)。2着は7番人気アプリコットフィズ。3着は3番人気レインボーペガサス。1番人気エアラフォンは5着に敗れた。
 レースはフライングアップルとハナを競り合ったメイビリーヴが先頭。そのあとにマイネルファルケ、タマモナイスプレイがつけた。
 3番人気のレインボーペガサスは中団から、その直後にフィフスペトル、1番人気のエアラフォンは後方を進んだ。
 フィフスペトルが直線入り口で一気にスパートをかけ先頭に躍り出ると、ゴール前ではアプリコットフィズの猛追を振り切ってゴール板を駆け抜けた。3着にはレインボーペガサスが粘り込み、1番人気のエアラフォンは直線で追い込むも5着に終わった。
 フィフスペトルは父キングカメハメハ、母ライラックレーン、母の父Bahriという血統。通算成績は17戦5勝で重賞2勝目。
 横山典弘騎手は京成杯AH3勝目(98年シンコウスプレンダ、01年ゼンノエルシド)。加藤征弘調教師は京成杯AH初制覇(JRA重賞6勝目)。