メキシコペソ円はだいぶ下がったが、底をつけたようだ。
1.根拠
(1)日足の抵抗線8.1までは落ちなかったが、その近くの8.2まで落ちた。
図1.メキシコペソ円の15分足
(2)メキシコ中銀総裁がペソが売られすぎと言った
ロドリゲス・メキシコ中銀総裁が最近のペソ安について昨日初めてコメントし、「金融市場の適切な運営を確保するための警戒を怠ることはない」「ペソ相場が異常な動き、極端な変動を行った場合、行動を起こす用意がある」などと述べた。
ペソ安の要因は主として外部的なもの、中東情勢、米国の利下げ開始の先送り、そして特異な要因と述べ、メキシコの選挙結果については明確な言及を避けた。
ドルペソは昨日一時1ドル=19.00付近までドル高ペソ安となった。その後少し調整が入っている。
2.メキシコペソ円の今後の戦略
メキシコペソ円が底をつけたとしても、どんどん上がって、すぐに9円台に戻すかは分からない。
(1)しかし、メキシコペソ円を高い所で買って、買玉を握ってずっと耐えている人にとっては朗報であろう。
少なくともこれ以上、下げなければ含み損がこれ以上増えることは無いのだし、毎日スワップが入ってきて、含み損が減っていくし、どこまで戻すかはわからないが少しでも上がれば含み損が減る。
(2)私のように途中でメキシコペソ円を投げた者にとっては、
メキシコペソ円が底をつけたとしても、どんどん上がっていかないなら、特にメキシコペソ円をトレードするメリットはない。
ドル円などの他の通貨ペアと同じだ。
つまり、
「上がっていけば買い、上げ止まれば決済する。
下がっていけば売り、下げ止まれば決済する。」
ということだ。