トランプ大統領の再選阻止には共和党主流・軍産複合体も参加した | じっと待つ狩人

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備忘録を兼ねた日記

1.今回の米国大統領選挙で実際の得票で勝っていたトランプさんが、

不正で破れた。

不正を正すチャンスは1月6日にあったが、そうならなかった。

それは共和党の中にトランプさんの再選に反対した者がいたからだ。

1月6日、連邦上院下院合同議会での、共和党上院議員及び下院議員の連名異議申し立てに対して、上院、下院で投票が行われた。

上院では共和党と民主党が同数だったから、共和党全員が異議申し立てに賛成すれば、上院議長のペンス副大統領の賛成で異議申し立ては成立すると思われていた。

 

しかし、そうはならなかった。

共和党上院議員から反対票が多く出たからだ。

 

2.2016年の大統領選挙を思い返すと、

共和党の大統領指名の選挙では、非主流のトランプさんとテッド・クルーズ氏(保守強硬派)の2人が残り、大本命とされた共和党の主流派ジェブ・ブッシュ氏が早々に撤退した。

 

今回、非主流のトランプさんとテッド・クルーズ氏が不正選挙結果を覆そうとしたが、多くの共和党連邦議員がそれを阻止した。

阻止に動いたのは、共和党主流だと思われる。

 

非主流のトランプさんとテットクルーズ氏が躍進したのは、

ワシントン(=中央政界)は馴れ合いと既得権益の世界と化しているという閉塞感が国民の間にあったからだと言われている。

トランプ支持者のいうDSディープステイトへの失望感だ。

参考:

 

 

前回敗れた共和党主流派が巻き返しを狙ってトランプさん阻止に動いたと見てよかろう。

 

3.共和党保守本流は、

より「小さな政府」を掲げ、減税や規制緩和、市場競争、教会の役割などを重視する。

そして共和党の保守本流のブッシュ親子を思い出して欲しい。

子ブッシュはアフガン戦争、イラク戦争を始めた。

そして、ブッシュ家は軍産複合体を生業としてきた。

 

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第41代および第43代大統領をを生み出したブッシュ家は、軍産複合体を生業としてきた。

第43代大統領の曽祖父サミュエル・ブッシュオハイオ州で兵器を製造していたバッキー・スティール・キャスティング社を経営していて、1917年からはワシントンD.C.の連邦軍需産業委員会の小火器・弾薬・兵站部門の委員となった。

祖父のプレスコット・ブッシュ東京大空襲で大量に使用された焼夷弾である集束焼夷弾E46の製造を行なっていたドレッサー・インダストリーズ社に関与し、戦後は上院議員もつとめている。

第41代米大統領はこのド社の石油部門で働いていた。その後、第41代大統領はCIA長官副大統領、大統領時代において、海外との兵器貿易を押し進めており、副大統領時代にはイラン・コントラ事件が起きている。

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引用した先:

 

 

トランプ大統領は、

戦争を始めなかった大統領で、海外基地の縮小に動き、イスラエルとアラブ諸国との国交正常化の和平調印を実現させた。

 

こうした動きは、軍産複合体と結びついている共和党保守本流にとって、実に目障りな動きであったろう。

共和党保守本流がトランプ降ろしに加担したと判断して間違いなかろう。