若い生命よ萎れるな

♪若い生命(いのち)よ 萎(しお)れるな

 

これは自分で作詞作曲したオリジナル曲

「旅は始まったばかり」のラストの歌詞です。

 

先日、20代というまだまだ若い俳優の方が

不慮の事故で亡くなったというニュースを拝見しました。

数多くの有名作品に出演されていた方ですが、

精神面でとても苦労されていたという内容を見ました。

 

TVが無い生活をしている為、

正直この方のことは存じ上げなかったのですが、

10代の頃活動していた音楽グループや

俳優として出演した数々の作品は耳にしたことがあるものも多かったです。

 

このニュースを見てから

不思議とこの方について考え頭から離れない時間が多くなりました。

 

 

昔から若い年代の人々の

事件事故、そして病で辛い結末を迎えてしまった事柄を

ニュースなどで見るたびにやり切れない気持ちでいっぱいになります。

もちろん若くなければそう思わないわけではないのですが、

特に未来の見えていないキラキラした世界がまだまだあるはずの人たちが

どうして唐突にその扉を閉ざされなければならなかったのかと

思うと胸が痛むのです。

 

俳優の方も、

有名作品に出演を重ねながらも

心に重りを抱えてしまい思うように活動ができず、

でも復帰に向けて発信もされていたようなので、

そういった中でのこのニュースは

思い巡らせても何が解るわけではないのですが、

色々と考えてしまいます。

 

 

「旅は始まったばかり」という曲は、

コンピレーションアルバム「Next Stage」という中に

収録されている曲で、

このアルバムのテーマが「応援歌」でした。

 

曲作りについては、全くの素人なので

気の利いたフレーズが出るわけでもなく、

ただ思うままに言葉を連ねただけなのですが、

でも書くに当たり

「明るい未来が待っているはずの若い世代の方に向けた応援ソングにしよう」

と思い、ラストに

♪若い生命よ 萎れるな

という歌詞をつけて完成に至りました。

 

自画自賛というわけではなく、

実際僕自身が辛い状況になった時に

この曲と、曲を作った時の気持ちを振り返り

心を保てたことがある(作った本人だからかもしれませんが)ので、

思いは曲に乗っていると思っています。

 

 

もし神様も仏様もいるのであれば問いたい。

未来を担ってくれる若い方々が

その活躍の場を与えられぬまま終わる生き方は試練なのですか?

とてもそうとは思えないのです。

そんなことが無いように見守っていただけはしないのでしょうか。

とてもそう思います。