先日最終回を終えた『正直不動産2』。
 
前回は『不適切にもほどがある(ふてほど)』を紹介しました。
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同じくらいに楽しませてもらったのが『正直不動産2』。
 
両ドラマに共通しているのは、『正直不動産2』の山下智久さんもそうで、主演が松戸市出身ということです。こんなことはめったにないと思います。
 
さてさてドラマの話になりますが、これがまた、松戸市の課題と同類の内容だったために、食い入るように観てしまいました。
 
2万坪の遊休農地。
一般的には農業後継者が見つからない等何らかの理由で、農地を休ませている、手つかずということ。
 
ここに大規模開発「物流倉庫建設計画」をするというもの。
 
ドラマの中での事業内容は以下の通りです。
 
主演が所属する「登坂不動産」は大手ゼネコンと契約をし、地権者から土地売買契約を行う。
 
その仲介手数料がおよそ2億6,000万円の儲けになるという話。
 
主演の苦労話。
 
 
 
とよく聞く話だと思います。
 
 
市街化調整区域にこのような大規模開発を行うには、複雑な申請手続きが必要で、行政の許認可が必要となります。
 
その政治的役割をやったのが、社長と部長というが・・・。
 
市議会議員が接待を受けているではありませんか・・・。
 
 
部長がマツケンサンバを踊り、場を盛り上げています。
 
まぁ市議会議員の悪く描かれようと言ったら・・・。
 
『市議会議員はみんなこうだろう』と印象操作をされます。
 
他はどうか知りませんが、私は全く縁のない話です。
 
 
ところでこんなリアルな話が。
 
他のライバル不動産から『登坂不動産』よりも高い額で買い取るという話が・・・。
 
一部の土地を取得することで、この大型プロジェクトを阻止しようというのがライバル不動産の目的です。
 
土地所有者の心を揺さぶります。
 
まぁドラマですので、最終的に土地所有者がどちらを選んだかは後ほど。
 
 
山下さん演じる主演とライバル不動産のディーンフジオカさんのやり取りは見ごたえありました。
 
ライバル:「永瀬(主演)言ってたよな。「1位になるよりも大切なことを見つけたって」何だそれは?今月はそのことで頭がいっぱいで、営業成績も2位に落ちた。分からないんだ。俺にはどうしても。1位になるよりも大切なものって何だ?
 
主演:「誰かの・・・幸せの役に立つことだと思います。たとえ1位になれなくても、自分のやったことで一人でも幸せだと感じてくれたらそれでいい。何かそう思えるようになりました。」
 
何となく、今の私には響く言葉で、考えさせられました。
 
 
さて、土地所有者はどちらの会社を選んだのか?
普通で言えば、お金の高い方だと思いますが。
 
主演は『遊休農地』を大型プロジェクトを行うことで『誰かの幸せの役に立つ』と考えたのでしょう。「土地をよみがえらせましょう」と説得します。
 
 
 
この説得に土地所有者は『登坂不動産』を選んだというのが最終回でした。
 
 
『1位じゃなきゃだめなんですか』といった国会議員もいましたが、『誰かの幸せの役に立つ』ということ。その結果、1位がとれれば、尚更良しということで、そこに至るまでの経過が重要だと感じました。
 
私たち政治家はややもすれば、『1位必達』という目標を掲げがちです。(実際に首長になるためには、1位以外ありませんから、自然の成り行きと思います。)
 
しかし、究極の目的は、私で言えば「市民サービスの向上」であり、まさに『誰かの幸せの役に立つ』ということなのでしょう。
 
ライバル不動産は『1位になるために何でもあり』というやや悪役をしましたが、今の政治家に対する、脚本家やNHKからの強烈なメッセージだったと思います。
 
もちろん、私もやるからには1位を目指しますが、ここは主演のように、『誰かの幸せの役に立つ』ということを最重要視し、毎日寝る前に、この言葉で終日の反省をしたいと思いました。
 
皆様はこのドラマからどう感じましたか?
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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