テレビ東京、大変興味深い特集がありましたのでご紹介させて下さい。少々長いブログになりますが、考えさせられる内容になっています。
 
今年、WBC世界一から、バレーボール、バスケットボールと国際大会で大活躍しています。
 
スポーツ面、ビジネス面から経済効果等、あらゆる角度から解説をしました。

 

 

【日本代表がここまで強くなって結果を残した理由】

二宮氏:世界で活躍している選手が増えてきた。もう一つ挙げるならば監督ですね。

 
二宮氏:トム・ホーバス氏はオリンピックでも女子を金メダルに導いた監督。外国人ならば誰でも成功するわけではないのですけど。外国人監督はしがらみがないですから。選手への指示が的確。『スピード』『スタミナ』『3ポイントシュート』。
 
二宮氏:選手は、これまで『3ポイントシュート』を失敗すると怒られる・・・消極的になっていた。ホーバス監督は、『失敗はミスをすることではない。チャレンジしないことが本当の失敗なのだ』。バスケットボール選手は意識が変わった。ホーバス監督は『3ポイントシュート』失敗しても怒らない。チャレンジしないことには怒る。
 
司会:スポーツ産業も強くなっているのか?
永濱氏:興行別市場規模。プロ野球が2000億弱一番で、コロナも落ち着いてきたため相場は元に戻るかな。次にサッカーですね。Jリーグですが、1000億弱ですが、コロナ前に戻ってきているかな。特に直近伸びているのが『バレー・バスケ』ですね。去年から今年にかけて急激に伸びている。全体的にコロナで落ち込んだところから相当戻ってきている。
 
バスケットボールBリーグは2016年に発足しました。今年は400億円近い収益を見込んでいます。入場者数でも今期は過去最高を記録しました。
 
司会:成功した理由は?
二宮氏:スポーツは稼ごうと思ったら4つしかない。1つは入場者収入。2つ目がテレビの放映権料。3つ目が飲食物販。4つ目がスポンサー収入。この中で何が一番大事かと言えば『入場者収入』。なぜかと言えば、お客さんが来なければ、飲食、ビール飲んだりする人はいないし、ガラガラなスタンドにスポンサーはつかない。『入場者数』を増やすには、スタジアム、アリーナを充実させるしかない。

 

二宮氏:これまで日本のスポーツは教育の一環として発展してきた。アリーナという概念がなく体育館。体育館という場は神聖な場所だから『ビールはけしからん』とか『上履きに履き替えなさい』という文化だった。これではいつまでたっても儲かりませんよ。そういったことで建てた『沖縄アリーナ』。改革をしていったのが収益が伸びている理由。

 
司会:アリーナは自治体とか政府とかの補助金があって成り立つものなのか?
二宮氏:民設民営のものもあれば、官営民営しているところもある。琉球に関して言えば、政策提言した。
①沖縄は基地問題を抱えてギクシャクしている。アイデンティティが必要ではないか。『琉球ゴールデンキングス』。沖縄を嫌いな人はいないからみんなが一つにまとまれる。
②スポーツの重要な観光資源。プロ野球、Jリーグ等でキャンプをしているが、ホームタウンで本拠地にしているクラブはない。
③アリーナは単にスポーツをして稼ぐ場所ではなく、防災拠点でもある。沖縄の場合、台風が多い。支援物資が届いても雨ざらしになって役に立たないこともある。アリーナはトラックで中まで運べるようになっている。住民の理解も得られやすい。
 
二宮氏:川口三郎氏やキングスの木村社長の尽力があってこれだけのものができた。川口三郎氏が言うには、『アリーナがなかったら日本の躍進はなかった』。
 
司会:Bリーグ、急に人気が出たように思いますが、秘訣はなんだったのか?
二宮氏:アメリカの4大スポーツ。NFL(アメリカンフットボール)、MLB(ベースボール)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)。2つがアウトドアーで2つがインドアー。日本の場合、プロ野球が成功している。Jリーグが成功している。インドアーで成功したプロスポーツは今までなかった。それを考えると、バレー、バスケはどっちが先にくるかなぁと思っていたが、バスケットが先行している。インドアースポーツが発展する余地があった。
 
司会:川口さんは地域のコンテンツで成功したと思いますが、バスケットも同じモデルを採用したのでしょうか。
二宮氏:全く同じビジネススキーム。スポーツはローカルイノベーションと同時にソーシャルソルーション、社会課題を解決するためのツールである。これはJリーグが進めている。考えてみたら地域密着は当たり前で、ニューヨークヤンキース、ボストンレッドソックス、マンチェスターユナイテッド、レアルマドリード、全部都市名。基本的にはスポーツは都市の文化である。それを企業や地域がバックアップしましょう。
 
 
司会:気になるのはラグビー。
 
二宮氏:12チームあるうちの7つが首都圏。偏在、一極集中している。本社が東京に集中しているから仕方ないと言うが、例えば福岡ソフトバンクホークスは本社東京。東北楽天ゴールデンイーグルス、本社は東京。もう少し全国的な発展を目指すべき。
 
司会:スポーツ庁のスポーツ基本計画では、日本のスポーツ産業をコロナ前のおよそ9兆円から2025年までに15兆円とすることを目指しています。ただサッカーでみてみますと、日本のJリーグとプレミアムリーグを比較したとき、2018年で6倍の差がついてしまっています。
二宮氏:スポーツで稼ごうと思ったら4つしかない。コロナ前でデータですが、確かプレミアムリーグ集客率9割を超えている。Jリーグは6割ぐらい。あの熱狂はスポンサーを呼び込む。
 
司会:スポーツを含むエンターテインメント、どういうけん引力があるのか
永濱氏:経産省の第三次産業のデータ。第三次産業は若干右肩上がり。それに対して、プロスポーツ興行指数。コロナでいったん落ち込んだが、相当上がっている。実は今年上期の日本経済のけん引役になっている。なぜかと言えば、野球やサッカーが世界的な競争力を維持しているから右肩上がり出来る。逆に競争力がなくなっちゃうと多分下がっちゃうと思う。どれだけ国際的に競争力が高いかはプロスポーツ興行の成長には必要ではないか。強いと言うのは大事。
 
以上から、松戸市のスポーツ計画について、自然とやるべきことが見えてくると思います。今回9月定例会の一般質問をしましたが、後ほど議事録を載せさせていただきます。
 
プロ野球、Jリーグ、バスケ・バレーと魅力ある競技場を作ろうではありませんか!
 
【参考HP】
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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