先日市議会の6月定例会を無事に終えました。先の国会では三原じゅんこ参議院議員が素晴らしい反対討論をされたことはこの場にて触れた通りです。
私もこうした討論ができるように日々精進努力をさせていただく所存です。

一方で松戸市議会はどうかというと、たくさんの方が賛成や反対討論に登壇するも、正直聞いていてぱっとしませんでした。生意気ながら聞き応えのある、討論は『コミュニティバス』『副市長人事案』の2点のみで、その他は心に響かなかったです。

今回副市長を国土交通省から迎える人事案について、質疑をする一幕があったが、『過去に国から副市長になったことはあるか?』という質問。例えば、委員会の一問一答による集中審議ならば百歩譲ってわからないでもないが、仮にも本会議の場である。

国会で例えると、三原じゅんこ議員があの場で『過去に○○○○という人事はあったか』と質問すれば、恐らく野党から『そんなことも知らないのかよ』等ヤジが飛んできそうである。

本会議という場は何でもかんでも質問や討論をする場と言えない。定例会最終日は特に、最後の最後、自分達がどうしても主張したいことを短くまとめ、力強く訴える場であると考えます。

そんな中、私も1点だけ、納得できない場面がありました。やはり副市長人事についてです。松戸市は松戸駅周辺や道路整備など街づくりに対する課題が多く、その点を斟酌して、国交省から人事交流という観点で今回の副市長案に至ったと推測できます。仮にも私が、市長であったら、『どうしても街づくりを進めたい!私が責任をもって選んだ人材だ。どうか議会の皆さんに認めてほしい』と一言答弁すればいい話。しかし、本郷谷市長は全然登壇せず、何回にもわたって答弁するのは総務部長。これでは、全く想いが伝わりません。私たちも前に進めたい案件だけに、質疑や討論で荒れる展開になったのは残念としか言いようがありません。

是非とも本郷谷市長には、積極的に登壇し、自らの言葉で、自分の想いを議会で訴えてほしい。

もし同じようなことを国会で行ったら(つまり安倍総理が答弁せず。総務大臣ばかりが答弁する)、本会議が休憩、休憩、休憩で前に進まないでしょう。国会と市議会は何ら変わりはありません。私たちは選挙で選ばれている公人として、責任ある仕事をしなければなりません。

自分自身の姿勢を正す、いいきっかけとなりました。