世界にある格差をなんとかしたい。少しでも途上国の人たちの力になりたい。そんな思いを持って参加した協力隊。

でも先日、そんな気持ちを折られてしまう出来事がありました😢

本当はこういうマイナスなことは書くべきじゃないのかもしれないけど、良いことばかりじゃないことも知ってもらいたいと思い、書くことにしました。

※ウガンダやアフリカ、途上国の人がみんなこの記事のようだということではありません。いい人もたくさんいます。あくまで僕の個人的な経験です。

  

ウガンダでは、電気は日本のガソリンのような買い方をします。つまり、事前にお金を払ってチャージ

そのためのメーターが僕の家にはなく、隣に住む教頭先生と共有しています。

今の家に住み始めるときに「うちは月初めに3万シル分チャージしているから、君も月に3万シル払ってほしい」と言われたので、毎月教頭先生に3万シル渡していました。

が、ある時電気チャージ用のアプリの存在を知り、試しにダウンロードしてみたところ、履歴確認機能を発見。それを見ると…

なんと毎月3万シル分しかチャージされていない!つまり、僕が教頭先生宅の分まで全部払っていたことになります。

3万シルなんてたかが1000円足らず。金額自体は、正直大したことはありません。でも、嘘をつかれていたことには本当に腹が立つ

なので履歴のスクリーンショットを持って抗議に行きました。(今思うと、抗議に行くのも大人気なかったのかな?とも思いますが…)

そしたら、なんと今度は逆ギレ…

「お前は冷蔵庫もパソコンも使うだろ!俺はスマホとテレビを少し見るだけだ。同額を払うなんておかしい!」と😱

いや自分で最初に「同額」って言ってたのに!しかもスマホとテレビ使ってるなら0シルなのはおかしいじゃん。奥さんも子供もお手伝いさんもいて、スマホ何台も充電してるじゃん…

  「助けたい」という気持ちの行方

実はこの人、以前書いたシングルマザーのための学校の代表者でもあります。
貧しい人のために動いている素晴らしい人だと思ったのに。「裏切られた」という気持ちでいっぱいになってしまいました。

貧しい家庭の子どもたちが十分な教育を受けられるように手助けはしたい。

でも、正直この人を助けたくはない。だからあの学校への支援はやめようか…そんなふうにすら思ってしまいました。

落ち着いてよく考えた結果、今ではなるべく彼を挟まずに、直接学校や子どもたちに裨益する形で支援をしたいっと思っています。

ちなみにこのトラブル、逆ギレする教頭先生の大声を(多分僕の抗議の声も…)聞いた他の先生が間に入ってくれて、個別のメーターを付けてもらうことになりました。これも12月の工事中には「つけられない」って言われていたのに…

  文化の違い、かもしれないけど…

ムズング(非黒人)はお金があるから、という軽い気持ちだったのかもしれません。

教頭先生の言葉は「嘘」というより、アフリカの「シェア文化」の一部なのかもしれません。

僕がアプリなんて見つけてしまわなければよかったのかもしれません。

でもやっぱり、嘘をつかれてしまうと信用できなくなってしまうし、力になりたいとも思えなくなってしまう。支援したいという気持ちが折れてしまう。

ウガンダに来て半年ほど経ちますが、今までで一番腹が立ち、一番悲しくなった出来事でした。

せめて自分は、正直でありたいと思います。



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