教頭先生に連れられて、Divine Junior Academy(DJA)という学校に行ってきました。ンデジェからさらに車で20分ほど進んだ奥地。地図で赤丸を付けたあたりのどこかです。多分…
ちなみに黄色い道がメインストリートで、コンクリートで舗装されているのはここまで。ンデジェにも、そこから先にも、コンクリートの道なんてありません。赤土と砂利のでこぼこ道がデフォルト。
DJAは、戦争やエイズなどで夫を亡くしたシングルマザーやその子どもたちのために建てられた学校(認可された私立学校ではなく、ボランティアで運営されている塾みたいなもの)だそうです。
働き手である夫がいないため、裕福とは言えないシングルマザーの方々は、なかなか学費が払えません。そのため、その子どもたちは学校に行けません。
でも教育を受けられなかった子供たちは、将来十分な収入を得られる仕事につける可能性が低くなります。
そうなると、その子どももまた学費などの問題から学校に行けなくなってしまいます。
この「負の連鎖」から抜け出すためにも、教育を受ける権利は保証されなくてはなりません。
こういう思いを強く持った教頭先生(ちなみに社会科の先生)と、この辺りの地主であるJamesさんが中心となり、この学校を立ち上げたそうです。
とはいえ、Jamesさんも教頭先生も、十分なお金があるわけではありません。なので教室は写真のとおり、十分なものとは言えません。2つの学年が同じ教室で勉強します。机も椅子も、教科書もありません。子供たちは、ペンもノートも持っていません。職員室も図書室もありません。トイレだってありません。
「負の連鎖」は、日本での社会科の授業でも取り上げた問題です。何かの形で力になりたい。でも僕一人では微力です。協力したいと思ってくれる人はいませんか?ぜひ、力を貸してください。物資、お金、アイディア、きっといろいろなものを喜んでくれると思います。連絡お待ちしています。
〜2021.12.04追記〜
学費は一学期間で30,000シリング=約2700円。
先生は6人。6人で幼稚園から小学校7年生までの面倒を見ている。謝礼は月に50,000シリング=1500円。ちなみに今宿泊しているゲストハウスは一泊80,000シリング。レストランは値切って一食5,000シリング。