上海の花屋と「HAPPY GORILLA(ハッピーゴリラ)」と。
僕の上海のコワーキングスペース「水秀坊」へ出勤がてら、静安寺から富民路を抜けて新天地方面へとパトロールしてみると、
個人経営と思われるカフェが増えたことと、同じく個人経営らしきフラワーショップが増えたことに気づきます。
静安寺駅に隣接する「Réel」内には、
FLOWER TREE(芮欧百货)
http://www.dianping.com/shop/15132326
先のLOST HEAVENの「MORE THAN EAT」内の花屋「PRIMA」の前には、
https://ameblo.jp/kenjimovement/entry-12319783492.html
巨鹿路の道を挟んで、もう1件花屋があって、
さらに富民路を抜けて、延慶路に出ると、ちょっとハイパーなお花屋さんが。
July‘s Flower
さらには、そこからちょっと歩いて新天地方面へ向かうと、
DREAM OF FLOWERS 鲜花(新天地店)
http://www.dianping.com/shop/15123292
多分、気づかなっただけで、この周辺一帯だけで、一気にこのような、日本でいう青山フラワーマーケットみたいな店が増えました。数年前まで、街角に花屋を見つけても「イケてない店の雰囲気」と「イケてない定員(というかおじちゃん)」が中国の花屋の定番だったのですが...。
とはいえ、正直、どの店を見ても、そんなに大差がないというか...、限られた花材しか入手できない中国で花屋さんとして差別化するには、ブランド力やアーティスト力、とかがないと、結構難しいのかな?と勝手に想像してしまいます。
そんなマーケットの中で、かれこれ数十年前の自分の小僧時代を思い出しました。というか、たまにお仕事をお願いしていた「ハッピーゴリラ」のことです。
依頼された相手の自宅やパーティ会場に一緒に同行して、サプライズで「ハッピーゴリラ」が登場し、手品やバルーンアートの後、ハッピーバースデーソングと共に花束を渡すという演出です。
住宅地のガレージで着替えるので、たまに近隣の方に通報されて、おまわりさん現る!ということもありましたが、当初1万円しかなかった予算の花束が「ハッピーゴリラ」の演出によって「10万円」に化けるという、こちらにとってもサプライズの商品でした。
ゴリラ以外にも「男性社長にはSM嬢」、「女性には白人マッチョマン〜蝶タイ付〜」などのバリエーションもオーダー可能としてました。
モノをコトとセットで感動させるビジネスとでも言うのでしょうか...。
こういうコト、上海で本気でやったら流行りそうな感じがします。
ゴリラがOFOの黄色い自転車に乗って街を走ってたり、ロンドンタクシーから白人マッチョマンが降りてきたら、それだけで話題になりそうですもんね。
唯一、公安だけが心配です。
KENJI / SATO