映画「The Godfather(ゴッドファーザー)」ファンに贈る、ゴッドファーザーウェディング | 男が仕切る結婚式。

映画「The Godfather(ゴッドファーザー)」ファンに贈る、ゴッドファーザーウェディング

3月11日の大震災の日、私がシチリアにいたのは以前にお伝えしましたが、その日はタオルミーナを起点に同行するのスタッフに、映画「The Godfather(ゴッドファーザー)」の舞台を案内する日でした。映画に登場するシチリアの舞台、実はいくつかあります。今日はその中でも一番私の思い入れのある場所、Castello degli schiavi(カステッロ・デッリ・スキャッビ)の事をお伝えします。

 

 

 

 



こちらは映画「グランブルー」の舞台、Taormina(タオルミーナ)から車で約30分。Fiumefreddo(フィウメフレッド)という街にある古城、これが、Castello degli schiavi(カステッロ・デッリ・スキャッビ)です。

 





この古城、映画ゴッドファーザーの中では、シチリアに帰ったマイケルがシチリアの女性と結婚し、その奥さんに車の運転を教えているシーンや、パート3の最後には、年老いたマイケルが椅子に揺られ死んでいくシーンなど、重要なシーンに度々使用されています。

こちらの写真のほうが当時のイメージが強いですね。この井戸のまわりで車が爆破されるシーンは強烈でした。

 





私たちもこのゴッドファーザーウェディングをプロデュースしている縁で、配給会社である、パラマウントさんのキャンペーン企画などにも参加させて頂いた事もありました。

 





こちらの古城のオーナー、フランコ&ジャンナ夫妻。映画の撮影当時から今も彼らがこのお城を所有しています。行く度にシチリアンホスピタリティのもと、大歓迎をしてくる温かいふたり。

 




この古城のまわりには、彼らが所有する広大なレモンやオレンジ畑が広がります。

 





このゴッドファーザーウェディングのセレモニーの舞台となるのが、古城に隣接する礼拝堂。正直、古びた礼拝堂です。とっても綺麗なステンドグラスとかはありません。でも、これがいいんです。これがシチリアなんです。

 




 

この礼拝堂での結婚式を終えると、生演奏とともに、中庭でシャンパンパーティなど、よくやってます。

 





古城の地階には、アンティークの絵画のギャラリーとなっており、時にここでパーティを開催したりもしています。結婚式の写真撮影にも向いています。

 




入口には、我ら、Chico Scimone(チコ・シモーネ)のピアノが今もシンボルのように置かれています。懐かしいな....そして、何かさみしい気持ちになります。

 

 

 




古城の2階は、フランコ&ジャンナ夫妻のご自宅。ここがまたアンティークハウスでかっこいいんです。ここに入ると2時間は拘束されますね。初めて訪れた時は、殺されるかと思いましたけど。

 





人数が10名様ぐらいなら、このご自宅をおかりして、披露パーティも実行できます。ちゃんとしたケータリング会社が来て、デコレーションも料理もサービスも対応してくれます。もちろん人数が多ければガーデンに特設のテーブルセッティングをします。

 





料理はこんな感じです。シーフード系がメインになります。

 





そして、さりげなく飾られる、コッポラ監督の写真。

 

 

 



年老いたマイケル役のアルパチーノの写真も飾ってあります。

 




そして、パート3の最後にマイケルが椅子に揺られ死んでいくシーンに登場する子犬。実は今もこの古城で暮らしているんです。1990年の映画だから、すでに20歳かな、もう老犬だけど、長生きして欲しいです。

 





結婚式でこんな映画に出てくる古城を貸切りにして開催するウェディング。今迄も何回かお手伝いさせて頂きましたが、これからは、もっと若い二人にも興味を持ってもらえたら嬉しいですね。ウェディング関連の仕事をするなら、必ず見ておくべき、映画。それが、ゴッドファーザーですね。

次回は、同じく映画ゴッドファーザーに登場するシチリア島の別の舞台をご紹介します。
 

 

KENJI / SATO

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