「おすすめスポットはどこ?」
という問いがあった場合、誰に聞きますか?
私の場合、地元の人に聞くことがあります。
インターネットが普及する現代で、ネットで検索すると、
地元でも知らないような隠れたスポットがあり、
観光客の方が、意外と知っていることもありますが、
絵を描くときは、その土地に住んでいる人から見える風景があるように思います。
前に画家の人に
「スケッチ場所は旅館の人に聞いている」
という話があり、地元の人ならではの場所を知るのも、おもしろいです。
レストランや居酒屋も同じと思います。
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◆野外スケッチ会にて
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先日、野外スケッチ会を開催したときのことです。
最初、会場は、馴染みのある近くの自然公園を考えていました。
ところが、パステル画展の懇親会で、パステルアート会は瀬戸のサークルなので、
地元瀬戸を表すような題材を増やしたらどうかという提案がありました。
前は定光寺公園でしたが、あまり瀬戸のことは知らなかったので、
地元の人に瀬戸の素敵なスポットを聞いてみました。
そのときに、あがったのが赤津!
赤津焼きで有名な場所ですね。
早速、現地に下見!
想定外に自然豊かで情緒溢れる風景がありました。
実は瀬戸市の赤津は日本の文化遺産なんですね。
最終的には、野外スケッチの場所は、
会場は、お手洗い、スケッチに適した場所として、雲興寺になりました。
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◆予期せぬ出逢い
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雲興寺に行くとその近くに赤津凧山つばきの森という場所がありました。
その名の通り、つばきで有名な場所ですが、
陶芸家による自然を活かした作品があります。
どれも斬新で瀬戸でこんな素敵な場所があるとは思いもしませんでした。
(地元の方、瀬戸のこと、知らなすぎて申し訳ございません)
自然とアートが融合する空間は、とても素晴らしいです。
自然、生命から描かれる独特な色や線を描くと
おもしろいものができるなあとインスピレーションが働きました。
スケッチはこんな感じ。
予期せぬ発見でしたが、
自分が見えているところ、気づいているところは、ほんの一部分と思いました。
そんな中、人を通じることで世界が広がります。
ネットでも、もちろん多くことを知ることができますが、
情報が多過ぎて、何がいいのかわからないことがあります。
信用している人の意見に耳を傾けることで、
素敵なスポットに出逢うかもしれませんね。
「勝負の時は情報を制限すること」
と聞いたことがあります。
自分が信用する情報に限定して迷いを断つ意味と解釈してます。
情報を取りにいくとき、生きた情報に耳を傾けたいものです。