人から気づかされることはたくさんあります。
「神とは人だった」
という言葉を聞いたことがあります。
平成最後の絵画展の
日本表現派展の中部地区巡回展も
終了しましたが、
そういう言葉を思い出すイベントでした。
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◆来場者からのコメント
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来場者から
「絵が進化した」
「オーケストラのような絵だ」
「また、呼んでください」
と嬉しいコメントをいただきました。
一つの絵も感じるものは様々で
それが自分が伝えたいものとは違っても、
人からの講評は、自分では気づかない自分らしさに気付かされます。
自分探しとか、20代のときに考えたことはありますが、
自分とは人から与えられるものかもしれないと思います。
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◆反省会でのコメント
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絵画展後の反省会で絵画仲間と製作話で盛り上がりました。
その中で、私が好きな水彩画の作家とお話しました。
日本表現派展は油絵、日本画が多い絵画展ですが、
その中、20年以上水彩画で一線を画す描き続けている方です。
水彩画で出展するようになったきっかけが面白い。
実は、最初の一、二年は日本画を描いていましたが
毎回講評で、重ねが甘いというコメントがありました。
そのコメントにカチンときて、
色を重ねず、透明水彩の鮮やかな色合いと緻密さで対抗しようと思い、
透明水彩の風景画の研究をはじめたそうです。
それが20年の時を経て進化を遂げて油絵や日本画に負けない存在感のある作品に進化したそうです。
自分の描きたい絵を作りあげる姿勢に感銘を受けました。
忙しい日常で、一人で何かに没頭したいこともありますが、
人は人によって成長させられることを念頭に、また、頑張ります。