昨日のマリアのマリアですが、私は舞台袖で舞台監督をしていました。
緞帳(まく)の上げ下げのタイミングは私が出さなければなりませんが、緞帳のないホールでの仕事が多く、あまり経験がありませんでした。
会場入りしてから30分で中山さんの講演までの段取りはできましたが、その後はどうなるかわかりません。
とりあえず机を並べ、ピアノの位置を決めて一旦ピアノを下げます。
シンギングリンの演奏前にアリエルさんが1分くらいピアノを弾くという予定でしたが、アリエルさんの挨拶と重なってしまうため舞台監督権限の独断で却下。ww
緞帳が下がった状態で舞台上で挨拶はできないという事でアリエルさんには客席のセンターで、挨拶をするように念を押しました。
具体的には3度くらいセンターでおねがいしますといったのですが、アリエルさんはいっぱいいっぱいだったのか、客席に出て下手の照明がない場所ですぐに挨拶をしてしまいます。
2度目の挨拶はなんと上手でしていました。
まあいいか。ww
シンギングリンの演奏は3名でするのですが、静かなものでした。K&Kのジャンジャカ叩くドニパトロで慣れているので、ちょっと不思議な感じです。w
終わったという合図は私だけが知っていて、お客様はいつ終わったのはわかりません。
私が舞台袖から拍手をしてそれにつられてお客様が拍手をされました。
ちょっと気分が良かったです。ww
拍手の最中に緞帳を下ろしてもらい、次の中山さんのセッティング。
とりあえず中山さんにバトンタッチできれば後は大船に乗ったつもりで進行していきます。
中山さんに合図をもらい緞帳を開けて講演開始。
講演を聞きながらも全くできていない次の段取りを考えます。
中山さんの講演は5分延長して終わりました。
今回のスケジュールはパッツンパッツンのまったく余裕のないもの。
これうまくいったら奇跡じゃんというレベルです。
中山さんの講演は拍手喝采のなか終了し緞帳を下ろしてもらいました。
気にしていたピアノの調律ですが、午前中からなにか市民大会があって、調律した直後らしくまったく調律の必要がない状態で
ラッキーでした。
ホールもなかなか良い響きでヴァイオリンも生音で十分客席に届いていたと思います。
緞帳をあげると今度はヴァイオリンコンサート。
でも実際はmacoさんによる誘導瞑想のようなプログラムでした。
会場側のスタッフは総じて良い人たちでしたが、舞台袖にいるスタッフからは22時完全撤収を数回念をおされています。
会場のスタッフは延長だけは絶対にいやという感じ。ww
そりゃそうですね、休日に夜まではたらいているんですから。
でもそういうのは舞台監督にプレッシャーをかけるしか方法がないのでそうするのです。ww
コンサートの後プレゼントコーナーはすでに完全閉館30分前。
アリエルさんが紙袋を複数抱えて話し始めます。
その紙袋を床に置かせるわけにはいきません。
慌ててテーブルを一つ用意して仕方がないので舞台デビュー。
うーん、絶対にお客様からは見られたくなかったのに。
しかもテーブルの足を出すのに苦労して恥ずかしい思いをしました。
その後中山さんやmisaoさんたちも登壇。
お話の後ろにBGMが欲しいなーと思っていたらmacoさんとmisaoさんが気を利かせてカノンを始めてくれました。
ああ、ありがたい。
とっても豪華な雰囲気のプレゼントコーナーになりました。
でもこのプレゼントどうやって渡すの?
もう時間はないけど。
まさか舞台に取りに来てもらうのでは。
だったら緞帳を下げたり上げたりすると面倒くさい。
プレゼントコーナーが終わったら緞帳を下げるつもりでしたが、もうその時間すら勿体無いので下げないことにしました。
プレゼントの説明が長いともうアウト。
たまらずに客席まで行きアリエルさんに向かってぐるぐる手を回し巻きを入れました。
中山さんはこちらを見ませんでしたが。
なんとか拍手のなか全ての演目が終了し、舞台上の机をかたずけ、慌てて会場をでます。
ロビーでもたくさんの人たちが楽しそうにお話されてましたが、もう5分で閉館時間です。
ken2さんにもお願いして退去してもらうようにしました。
とりあえず一階にいくとアリエルさんがやってきて現状復帰がまだできていないので現状復帰するようにと会場の人に言われたといいます。
慌てて私が3階に戻りましたが、なにが現状復帰できていないのかわかりません。
私にプレッシャーを与え続けたスタッフも舞台関係では現状復帰できているので問題ないと言ってくれました。
結局会場の誰かがやってくれたのだろうということで22時きっかりに閉館して我々は外に。
ああ、奇跡が起こった。
これ実際すごいんです。
ありえない奇跡なんです。
正直こんなキツイ舞台監督は始めてでした。
通常この段取りでは成功はありえない。
でもアリエルさんだからアリエールんですね。ww
なにはともあれ宇宙塾、特にK&Kさんの協力でなんとか成功出来ました。
入場者も128名ということで大赤字ではないと思います。
中山さんはとっとと懇親会場へ向かったようです。
誰かが電話で南口の庄屋という情報を伝えてきます。
庄屋南口駅前店に行くとそこではありません。
南口店が別にあるということでやってきた道を戻るとそこでもありません。
ホルスキーさんが迎えに来てくれてやっとたどり着くとそこは庄屋ではありませんでした。
ガセ情報でうろうろしているうちにもう10時30分。
その店のラストオーダーだそうで私は瓶ビールを一本だけ頼みました。
11時になると中山さんはさっさと帰ります。
帰り際、私に今日の采配素晴らしかった、巻きもよかったとお褒めいただきました。
一度もこっちを見なかったけど見えてたんですね。(恐ろしや・・)ww
中山さんは時間きっかりに終わってイベントが大成功することを初めから分かっていたのだと思います。
ビール1本で放り出された私はもう一杯くらい飲みたいということでケイさん達と2軒目に。
どの店もラストオーダーでお終いでしたが下に行くつもりが間違って上に上がった店はまだ大丈夫。
約8人で飲み直し。
ケイさんがいない間にドリンクを頼まなくてはならなかったのでメニューに強力レモンサワーというのがあったので、ケイさんのためにそれを頼むと、冷凍のレモンがほとんど1個入ったサワーが届き、2杯目は皆さんそれを頼んでました。
箸袋がおみくじになっていて、私とヒデさんは大吉、その他も中吉と小吉で凶はないようです。
そのおみくじで餃子が無料とあったので喜んでケイさんが係りの人に差し出すと、次回来店時にということで粉砕。
そりゃそうですね。ww
終電で家にたどり着きました。
中山さんはこのイベントは後から振り返ると重要なイベントだった事がわかるし、参加した人は大変ラッキーだったと言われます。
私もスタッフとして関われて本当によかったです。
飲んでいる最中の話で西郷さんの講演会の時も人集めに苦労した話が出て、結局満員になったし、今回もそうなのはken2さんが関わったからなんじゃないか?という事になりました。
3月25日にもアリエルさんがイベントを企画していたようですが、misaさんともお話しして一回バラしたほうがよくないですかということになり、アリエルさんも今回いろいろ身にしみたのか速攻バラしちゃったみたいです。ww
ともかく舞台裏はバタバタでしたが、客席からはそういう雰囲気はなかったと言ってもらえて良かったです。
緞帳の威力をまざまざと感じました。
これからホールを借りる方は緞帳ありのホールにしましょう。ww
みなさんお疲れ様でした。