粉砕できる薬ですか?【薬剤科】 | 湘南慶育病院オフィシャルブログ

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こんにちは、薬剤科です

 

薬が大きくて飲みにくかったり、

カプセルの薬が飲みにくかったり・・・もやもや

そんな経験はありますか?

そのような時の対応の1つに、

薬を粉砕する方法があります薬

しかし!!

中には様々な理由で粉砕が

好ましくない薬もありますアセアセ

今回はその例の一部を紹介しますキラキラ

 

1 光に不安定な薬

  粉砕することで効果がおちたり変色したりすることがあります。

  粉砕後は遮光袋で保管したり、薬を飲む直前に粉砕したり、

  簡易懸濁(投与時に錠剤を温湯に入れて

  崩壊・懸濁させます)することがあります。

   例:タケキャブ錠、メコバラミン錠

 

2 吸湿により効果がおちたり、

  薬の形態が保てなくなったりする薬

  こちらの薬も飲む直前に粉砕したり

   簡易懸濁したりすることがあります。

  例:アスパラカリウム錠、オーグメンチン錠

 

3 徐放性の薬

  粉砕することにより徐放性が失われ、体内に有効成分が

  急速に吸収され、影響がでることがあります。

  例:ツートラム錠、ニフェジピンCR錠

 

以上のような理由で粉砕が好ましくない薬があります。

(例外として、医師の指示で粉砕することもあります。)

口腔内崩壊錠や液体の薬に剤形を変更する等、

他の方法で対応できることもあります爆  笑

是非、一度相談してみてくださいグッ

(薬剤科)