こんにちは、薬剤科です
薬が大きくて飲みにくかったり、
カプセルの薬が飲みにくかったり・・・
そんな経験はありますか?
そのような時の対応の1つに、
薬を粉砕する方法があります
しかし
中には様々な理由で粉砕が
好ましくない薬もあります
今回はその例の一部を紹介します
1 光に不安定な薬
粉砕することで効果がおちたり、変色したりすることがあります。
粉砕後は遮光袋で保管したり、薬を飲む直前に粉砕したり、
簡易懸濁(投与時に錠剤を温湯に入れて
崩壊・懸濁させます)することがあります。
例:タケキャブ錠、メコバラミン錠
2 吸湿により効果がおちたり、
薬の形態が保てなくなったりする薬
こちらの薬も飲む直前に粉砕したり、
簡易懸濁したりすることがあります。
例:アスパラカリウム錠、オーグメンチン錠
3 徐放性の薬
粉砕することにより徐放性が失われ、体内に有効成分が
急速に吸収され、影響がでることがあります。
例:ツートラム錠、ニフェジピンCR錠
以上のような理由で粉砕が好ましくない薬があります。
(例外として、医師の指示で粉砕することもあります。)
口腔内崩壊錠や液体の薬に剤形を変更する等、
他の方法で対応できることもあります
是非、一度相談してみてください
(薬剤科)