インフルエンザの流行が終息したと思っていましたが、全国的に再流行が起こっていました!
症状があっても「インフルエンザシーズンも終わったし、インフルエンザでは無いよね?」と
受診をしない場合が多かったのも影響していたのでしょうか?
当院では高齢の方々がインフルエンザA、若年がインフルエンザBの診断が多くありました。
(最終診断は4/25にインフルエンザの診断がありました。)
本来、インフルエンザは通年発症しています。
体調管理を行い、標準予防策の徹底をして感染しないように注意してください!
◆標準予防策とは?
『血液、汗以外の体液(唾液、鼻汁、喀痰、尿、便、腹水、胸水、涙、母乳など)、
傷のある皮膚、粘膜は全て感染性があるものとして取り扱う』ということです。
手洗いは感染防止対策の基本中の基本です!
通年で実践しましょう!
また、長引く咳は百日咳の可能性があります。
百日咳は、子どもの病気というイメージがあります。その百日咳が、成人に急増しています。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、
患者に占める成人(20歳以上)の割合がこの10年間毎年増え続け、
2010年(1~4月)には56%に達しました。
それなのに話題にならないのは何故でしょうか?
成人の場合、百日咳にかかっても咳が長引く程度で、重症化する例が少ないからです。
成人から子どもへの感染です。
とくに、乳幼児に感染すると、咳が出て場合によっては死にいたるほど重症化します。
また、肺炎や脳症などの合併症も起こしやすいとても危険な疾患です。
自分の健康のためだけでなく、子どもにうつさないためにも、
長引く咳には注意が必要です!
(感染防止対策委員会)