こんにちは
湘南慶育病院 広報室の大金です。
本日は前回に続き「痛い!重い!だるい! 腰痛の対処方法 ぎっくり腰から慢性腰痛まで」と題し、
当院整形外科 北川泰啓医師の講座でした
本日もご参加をありがとうございました
今回のブログは前回の続きです。
「腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊椎管狭窄症」のお話と腰痛予防のストレッチのお話です。
「腰椎椎間板ヘルニア」は前屈時で腰が痛くなったり、脚のしびれなどが自覚症状としてでるようです。
また、比較的若い方が発症するとのこと。若い時に発症された方は
高齢になっても症状が出る場合があるため「運動・重労働」を行うときは注意が必要です
「ヘルニアの原因となる習慣」としては
・腰に対する負担量が多い
・体の柔軟性の欠如
・喫煙
※愛煙家の方には耳が痛いですが、「健康を保つためには」禁煙が必要ですね
上の表は「寝ているとき」の負担が25とすると椅子に座っているだけでも約6倍の負担が腰にかかっていますね。「同じ姿勢は腰に負担」を掛けることになります。
重いものを持ち上げるときは”膝”使う方が腰への負担が減少するそうです
「腰部脊椎管狭窄症」は
腰を後屈した時の痛み・脚の痛み・しびれがでます。前屈すると症状が緩和されるそうです。
男女問わず50歳代以上にみられる。時に「排尿障害」が現れる。
※足の血流が悪くても似たような症状がでることもあるそうです
「腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊椎管狭窄症」の保存療法としては
・薬物療法
・神経ブロック
・運動療法
・生活習慣の改善 などがあります。
※運動麻痺がなく、痛みが強くない場合は、まずは保存療法を行い、効果が得られない場合は手術と
なります 痛みを”0”にするのではなく、保存療法を通じて生活の改善を目標にしましょう
「腰椎圧迫骨折」・・・いつのまにか骨折などテレビでも話題ですね
※骨粗鬆症が背景にあることが多く、特に女性では罹患率が高い。
きっかけの多くは”転倒や重荷を持ち上げた時”
上の表は骨密度測定結果ですが、グラフのピンク(骨密度が70%以下)の領域にデータがなった場合は
治療が必要となります
「骨粗鬆症予防の栄養素」
”カルシウム・ビタミンD”を摂りましょう
バジルとチーズをパンにのせるのもお手軽に摂取・・マルゲリータピザも美味しい
「腰痛予防のストレッチ」
体の柔軟性を保ちましょう
”ジャックナイフストレッチ”を3週間程続けた広報室室長
見事に床に手がつくようになりました
みんなで実践しました。大腿の後ろが伸びるようにします。
上のスライドは寝ながらのストレッチですが、こちらは椅子に座ってもできます。
椅子に座り、背もたれと体の間を拳1つほど開けます。
背筋はのばしたままですスライドの息をすって、吐いてを実施したあとは
腰に手を置き、右に腰をひねり、左にひねるを行いましょう。
腹斜筋と体幹を鍛えることができます
「まとめ」です
腰痛は歳だと諦めないでください。
まずは「正しく診断」することが必要です。
予防の運動・リハビリで腰痛が起きにくい体つくりが大事です
日々、簡単にできるストレッチを習慣づけましょう
困ったときは整形外科の専門医を受診しましょう。
当院の整形外科は月~金曜日まで診療しております。木曜日は午後の診療になりますので、
ホームページやお電話で休診をご確認ください
次回は12月6日(木)・12月11日(火)14時~ 2日とも同一内容です。
講師:鈴木則宏院長
専門である「頭痛」のお話です。
どうぞ宜しくお願いいたします。