こんにちは!看護部です!
今回は当院でも使用している、いろんな色の注射器についてご紹介します。
注射器の色には、ただカラフルなだけではなく、しっかりと理由があります。
当院では、通常の白色の注射器だけでなく、上の画像のように黄色や紫色のものも使用しています。
これらは色によって、使用できる用途が異なります。
白色:通常の注射や採血等(通常の注射薬剤、静脈栄養剤)
黄色:神経麻酔(神経麻酔薬)
紫色:経腸栄養(経腸栄養剤)
これらは、薬剤等を他の方法で誤って入れてしまうことを防ぐために色分けされています。
万が一他の方法で入れてしまうと、重篤な状態に陥ってしまうことがあるためです。
また、色が違うもの同士は繋がらないようになっています。
そうすることで、うっかり繋いでしまうということが起こらないようになっています。
上の写真は、黄色い神経麻酔用の針を紫の経腸栄養用注射器に接続しようとしている状態です。
分かりづらいですが、接続部の形が違うためつながらないようになっています。
神経麻酔用注射器と経腸栄養用注射器を並べてみると、接続部の形が異なるのが分かります。
形が合わないので接続できないようになっています。
当院では患者さんが安心して治療を受けられるように、様々な取り組みを行っています。
今後もご紹介していきたいと思います。