こんにちは。
リハビリテーション部です。
以前、2020年10月に当院にて治験をしていた上肢リハビリテーションロボット(Burt)について報告です!
2020年12月に当院がCOVID-19クラスター発生となってしまったため、いったん返却となったのですが、
この度、2022年4月より正式に当院に導入となりました
2020年当院にて実施した治験においても、使用した患者さんの麻痺手の上肢機能に向上傾向を認め、学会発表をさせて頂いております。
なお、現在においても、日本で1台、当院でのみの導入となっているようです。
今後、当院回復期リハビリテーションや外来リハビリテーションにおいて、さらに多くの患者さんに導入を図り、効果を検証していきたいと考えております。
引き続き、理念にもあります、「卓越したリハビリテーション医療」の提供のため、スタッフ一同、邁進していきたいと思います。
よろしくお願いします
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以下は以前の記事から↓
さて、今日は、10月より当院で稼働しております、最新鋭の上肢リハビリテーションロボットを紹介します。
こちらになります
名前は「Burt(バート)」と言います。
Burtは米国Barrett Technology社が30年近くに及ぶ経験と実績を誇るワイアー駆動ロボット技術を駆使して開発された上肢リハビリテーション訓練ロボットです(日本代理店は日本バイナリー株式会社さん)。日本には未導入だったのですが、米国ではFDA(薬事承認)を取得し、現在32台販売され、米国最大のリハビリテーション病院をはじめ、今では月に2台のペースで施設へ導入されているとのことでした。
・・そうです。
日本では当施設がはじめて導入をさせて頂くことになりました。
つまり、日本にまだ1台、ここにしかないとのことです。
現在、ニューロリハビリテーションの分野において、ロボットの活用が目覚ましく発展しており、このBurtは、特に脳卒中の重度上肢麻痺に対する治療効果が期待されています。
Burtの特徴として、
・ロボットアームが肩、肘の重力除去と動きのサポートしてくれる
・3次元の動きのサポートが可能
・ロボットのアシスト量の調整が可能
・モチベーションを高め、カスタマイズ可能なゲーム機能を有しており、認知刺激を取り入れながら、幅広い対象者に応じて段階付けも可能
となっています。
現在、当院におきまして、スタッフ研修をおこなったのち、10月より入院患者さんや外来患者さん対象に、主治医許可のもと、このBurtを使わせて頂いております。
なお、貴重な機会と経験になりますので、今後当院にて治験も進め、学会発表も予定しております。
引き続き、質の高いリハビリテーションを提供できるよう、スタッフ一同、精進をしていきたいと思っております。
今後とも、宜しく御願いします