こんにちは
看護部の佐藤です
先週から天気予報などで黄砂とかいう言葉をよく耳にするのではないでしょうか?
黄砂とは…文字通り「黄色い砂」
モンゴルや中国を中心とした乾燥地域や砂漠地帯の砂塵が強風に巻き上げられて、東アジアなど広範囲に飛散し、地上に降り注ぐ気象現象です
健康への影響としては、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などが悪化するだけでなく、健康な人でも症状が出てしまいます
健康な人を対象に行った自覚症状の調査でも、咳や痰が出たり、目や肌、耳の穴がかゆくなるという訴えが多くあるようです
またPM2.5という言葉も聞いたことがあると思います
PM2.5とは微小粒子状物質といい、大気中に浮遊している2.5μm以下の小さな粒子のことを言います
粒子が非常に小さいので、肺の奥にまで入りやすく、呼吸器系や循環器系の病気の原因となる可能性が高いと考えられています
黄砂やPM2.5は花粉などと比べて粒子が細かく、吸い込むことで肺の末端にまで行き届いてしまいます
そのため、花粉症よりも症状が重くなったり花粉症の症状を重くしてしまう可能性が懸念されています
わたし達はどのように対策したらいいの
対策は吸い込まない、持ち込まないことです
家にいるときは窓の開け閉めを最小限にし、空気清浄機なども活用するといいですよ
掃除は掃除機だけでなく水拭きをするようにするのも効果的です
飛散量が多い時には不要不急の外出を控えましょう
特に高齢者や乳幼児、呼吸器系に病気のある方は外出を控えた方がいいですよ
外出をする際にはマスクを着用することがおすすめですが、花粉よりも粒子が細かいため花粉症用のマスクでは、粒子を吸い込んでしまいます
ウイルス対策用の高機能マスクを着用した方がいいようです
参考になりましたか