2024年2月16日(金)に開催された、北海道理学療法士会石狩支部症例検討会において、「正常圧水頭症の既往がある大腿骨近位部骨折術後患者の姿勢反射障害に着目した症例」というテーマでPT川端が発表を行いました。
本症例は、理学評価と重心動揺検査の結果から、バランスを保持するための姿勢反射に問題があると考え、重心動揺リアルタイムフィードバック装置を用いた介入を試みました。
既往歴である正常圧水頭症から生じる姿勢反射障害に対して即時効果を認めたため、その後も介入を続け、股関節骨折の高齢者におけるBBSの臨床的に意義のある最小差(MCID)である11.5点を超える改善を得ることが出来ました。他施設の方々から貴重なアドバイスもいただき、今後に活かしていきたいと思います。
今後も1症例1症例に対して真摯に向き合い、患者さんやご家族が安心してリハビリに取り組めるよう、親身な対応で全力でサポートさせていただきたいと思います。
リハビリテーション部