令和5年11月10～12日に沖縄県で開催される日本作業療法学会の予演会を行いました。リハビリテーション部から今西OTが症例研究の発表を行います。
認知機能が低下した１名の対象者にVR回想法を用いて、その効果をシングルケースデザインにて検証しました。VR介入は脳血流量（前頭前野）の増加や偏桃体や海馬など情動や記憶領域の活性化が期待できる介入であり、今回のVR介入も認知症の中核症状である見当識や記憶障害などのBPSDの改善をもたらす可能性があると考えられます。まだ１症例での検討ですので、今後も対象者への介入を試みてさらなる検証を行いたいとのことです。
新たなリハビリテーション介入分野ですので、今後の研究が期待されます。当日の発表で多くの意見を頂き、今後に活かして欲しいと思います。
リハビリテーション部