2023年9月9日〜9月10日に横浜で開催される、第21回⽇本神経理学療法学会学術⼤会の予演会を行いました。当院からは「成人脳性麻痺者の座位行動が健康関連QOLに与える影響」という演題名にてPT森岡が、「起立性低血圧を呈した重度片麻痺患者に対するベルト電極式骨格筋電気刺激装置（B-SES）の効果」という演題名にてPT丹波が発表させていただきます。
PT森岡の研究は、成人脳性麻痺者を粗大運動能力分類システムに応じて群分けし、粗大運動能力の異なる成人脳性麻痺者の座位行動が健康関連QOLに与える影響について検討することを目的としました。
PT丹波の症例発表は、起立性低血圧により離床が困難であった重度片麻痺症例に対し、起立性低血圧のガイドラインを参照に介入を試みましたが改善されなかったため、筋力維持を目的としてベルト電極骨格筋電気刺激装置を使用したところ、起立性低血圧の改善が得られたため、その経過を報告することを目的としました。
当院スタッフから出た質問とアドバイスを参考に、当日の発表に活かしたいと思います。今後も質の高いリハビリテーションを提供できるよう、研究活動のみならず症例報告にも力を入れたチャレンジを続けていきます。
リハビリテーション部