みなさん、こんにちわ
だんだん寒くなり、本格的な雪の季節となりました。
11月17・18日、京都国際会館で第30回日本慢性期医療学会が開催されました。
2年間、WEB開催でしたが、今年からは現地開催となりました。
椅子と椅子の間隔をおき、換気など感染対策がとられていました。
当院からは2演題発表しました。
「脳出血後の重度障害から早期に自宅退院できた一事例
~ICFの視点から本人の思いを尊重して~」
「独居で認知症を有している患者の退院支援
~左上肢骨折後でADLに支障があるまま自宅へ~」
2演題とも、患者さんの自宅へ帰りたいという思いを尊重した支援でした。
慢性期医療も大きな転換期を迎えていると感じました。
慢性期医療も救急を告示すべき、特に地域包括ケア病棟は急性期に近い病棟という考え方でした。
慢性期であっても、積極的に治療すべきで、特に高齢者、施設入所者は急性より慢性期で診るべき、
介護療養院も積極的に離床に取り組み、リハビリテーションをして自宅退院を目指すこと、
長期療養は特養となるなどでした。
今年の学会テーマは
コミュニケーション・ファースト 「指示」から「連携」へ。「指導」から「理解」、
慢性期医療では専門職として指示、指導待ちではなく、連携と理解、コミュニケーションが必要不可欠です。
とても考え深いテーマでした。
コロナ禍で辛い毎日でしたが、久しぶりに現場で、全国で活躍する仲間の声を聞き、大きな言動力となりました。
慢性期医療の今後についても考える機会でした。
今回の学びを参加したスタッフと現場に伝えていきます。そして、よりよい医療、看護ケアに役立てていきます。
看護部 丹羽