第56回日本作業療法学会にOT今西が発表のため参加させていただきました。今回は現地とオンデマンド配信により開催されており、感染対策を徹底し現地発表をいたしました。テーマは「持続可能な社会を創る作業療法」で、学会長である群馬パース大学村田和香教授は、以前北海道大学で教授をされており、高齢期の作業療法をテーマにご活躍をされています。著書である「”私らしさ”を支えるための高齢期作業療法10の戦略」は大変勉強になり、OTであれば読むべき一冊であると言っていいほど素晴らしい書籍です。
今回私は「高齢者に対するVirtual Realityを用いた没入型回想法の副反応の検討」という題目で発表をさせていただきました。近年、医療や福祉、教育の現場でVR（Virtual Reality）が注目を集めています。現在北海道文教大学とともにこれに焦点を当て、高齢者や認知症者に使用が可能かどうか、またどんな効果を与えるのか検証し研究を進めています。当日は全国各地から参加されたOTの皆様からご質問やご意見を頂き、「今後の研究を楽しみにしています」とお声がけを頂きました。
今回学んだことを臨床に活かし、今後も患者様に還元していきたいと思います。また、来年度の日本作業療法学会は沖縄で開催予定です。さらなる知見を得るために参加できるよう努めてまいりたいと思います。
リハビリテーション部