みなさん、こんにちは 毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース9月号」をブログでご紹介します今月は「お薬の分類」についてお伝えしたいと思います
医薬品は、「医療用医薬品」と「一般用医薬品」に分類されます医療用医薬品は病院・診療所の医師から処方されるお薬であり、院内薬局や調剤薬局で処方箋に基づいて調剤・交付されます。一方、一般用医薬品は、市販薬やOTC薬品とも呼ばれており、主にドラッグストア等で購入できるお薬の総称です
さらに。医療用医薬品は、作用の強さに応じて「普通薬」、「劇薬」、「毒薬」の3種類に分けることができます薬局ではこれらのお薬の保管場所を分けて管理する義務があります一般に、毒薬・劇薬とは、内服や注射を行い体内に成分が吸収された場合に、副作用などの危害を起こしやすい、毒性・劇性の強い「医薬品」のことですこれらの分類は、法律に基づいて厚生労働大臣によって指定されます。毒性の強さは、文字通り「毒薬」>「劇薬」>「普通薬」の順番となっており、毒薬と劇薬の毒性に関する効力は約10倍の差があるとされています
一般用医薬品は、副作用や相互作用の強さに基づいて「要指導医薬品」、「第1類、第2類、第3類医薬品」の4つに分類されます要指導医薬品とは、従来は医療用医薬品のみで用いられていた成分が市販薬として初めて販売されるケースなどが該当します安全性の観点から要指導医薬品と第1類医薬品は薬剤師による販売が義務付けられていますまた、要指導医薬品以外はインターネットや郵便等での販売が認められているので、昔に比べて市販薬がより手に入りやすくなっているのではないかと思いますまた、薬のパッケージや容器には、「要指導医薬品」、「第1・第2・第3類医薬品」の表記が記載されているので、市販薬を手に取る際にはぜひ確認してみて下さいね
いかがでしたでしょうか??DIニュース本誌ではブログの内容をより詳しくお伝えしているので、ご覧いただけると幸いですお薬に関して何かわからないことがあれば、お気軽に花川病院の薬剤師にお尋ねくださいね(薬局 長谷川)