オンライン上で開催された「第10回臨床実習指導者研修会」に当院理学療法士が参加させていただきました。
指定規則の変更に伴い、養成校では教育カリキュラム（臨床実習の時間数、職場管理・職業倫理などに関する理学療法管理学の追加、画像評価の必修化）が見直され、その中でも臨床実習の在り方や指導方法は様々な検討がなされています。
従来、臨床実習は実習先や指導者によって指導方法が異なり、提出資料や課題量に差が生じていました。今回の規則改正によって、実習先での学習時間が明記され、指導者においても実務経験が5年以上で教育論や人間関係論、ハラスメントの基礎知識や防止対策、臨床実習における学生の評価やプログラム作成方法に関して、今回参加した臨床実習指導者研修会で学んでいることが必須となります。
今後は限られた時間の中で、実習生が能動的に取り組める環境作りや分かりやすい指導方法が求められていることから、これまで以上に養成校と連携を取り合いながら、これからの実習生が理学療法士・社会人になる上で数多くの経験が出来る場にしていきたいと感じました。また臨床実習指導者研修会は講義の聴講だけでなく、他施設の理学療法士や養成校の先生方とディスカッションする時間も設けられており、それぞれの実習先で抱えている課題や指導する上で工夫している点なども聞くことが出来ました。
実習生への指導だけでなく、今回の講義内容を生かして、部内の後輩指導も的確に行えるよう努めていきたいと思います。
リハビリテーション部