みなさん、こんにちわ
過ごしやすい季節になりました。
新型コロナの影響で延期になっていました、
健育会グループ第14回看護・リハビリテーション研究会をWeb開催しました。
Webで本部・健育会グループ病院、施設を一同に接続しての開催でした。
発表者は自分で発表の画面切り換えなど操作をIT担当者と打ち合わせ
本番に臨みました。
本部から座長として看護研究研修やアドバイスを頂いている
横浜市立大学叶谷先生が参加されました。
当院看護部は
「障害高齢者の日常生活自立度ランクB患者における褥瘡発生因子と褥瘡発生リスクの高い患者の抽出」
を発表しました。
車椅子乗車レベル患者の新規褥瘡発生が気になり過去2年半483名の患者を
褥瘡発生した群と発生しなかった群で比較検討しました。データ収集を各病棟で協力しました。
結果「ベッド上自力体交」「病的骨突出」が危険因子として重要であること、
褥瘡発生リスクの高い患者は褥瘡危険因子が4個以上、FIM認知合計19点以下が指標として
抽出されました。他病院・施設から質問があり、意見交換ができました。
また他病院看護研究へ質問もしました。
今後さらに今回の研究結果を検証して、質向上に役立てていきます。
看護部発表後にリハ部門の発表が行われました。
座長は竹川病院の可児リハ部長により、
発表者や各病院の参加者に的確なアドバイスをされておりました。
当院リハ部からは小島OTが、
『片麻痺患者に対するReoGo-J使用による即時効果』について発表させていただきました。
今回の研究では、ReoGo-Jにより上肢機能の即時的な効果があることが示されました。
一般的な上肢機能訓練前にReoGo-Jを使用することでその後の上肢機能訓練を効率的に実施できる可能性が示唆されました。
健育会グループの各病院・施設の方々とWebでディスカッションを行うことができ大変有意義な研究会でした。
最後に竹川理事長より、仮説検証の重要性や患者さんのためにさらに質向上することの重要性について、メッセージをいただきました。回復期リハビリテーション病棟150床を有する北海道のリハ病院としてさらに研鑽・研究を実施し患者さんに貢献できるよう取り組んでいきます。
看護部・リハビリテーション部