みなさん、こんにちは
毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース3月号」をブログでご紹介します
今月は点鼻薬の使い方についてご説明します
点鼻薬は直接鼻に成分を噴霧or滴下するお薬であり、主にアレルギー性鼻炎や鼻づまりなどの鼻の炎症を抑える目的に使用されます
（※子宮内膜症治療薬、片頭痛治療薬など全身作用を目的とした製剤もあります）点鼻薬は、成分が直接患部に作用するため全身への影響が少なく、内服薬では眠気が出やすい方などに対して使用しやすい剤型です
点鼻薬の成分には鼻水を抑える抗アレルギー薬、抗炎症作用と過剰な免疫反応を抑えるステロイド、鼻づまりを解消させる血管収縮剤があります
市販薬はこれらの成分が組み合わさっている場合もあるため重複投与に注意が必要となります
では、点鼻薬の使い方についてご説明します
1.使用する前に静かに鼻をかみましょう。
2.手を石鹸できれいに洗います。
3.噴霧式の場合は頭をうつむき加減にして、容器をしっかり立てて準備します。 滴下式の場合は頭を後方に傾け鼻が上を向くようにしてください。横になっている場合は枕を肩の下にあてて頭を傾け、鼻が上を向くようにしてください。
4.点鼻薬を鼻腔内に指示された回数を噴霧or滴下してください。
5.点鼻後、鼻の中に薬がよくゆきわたるように2～3分間そのままの姿勢でいてください。
6.使用後は容器の先端をきれいに拭いて、キャップをしっかり締めて清潔な場所に保管しましょう。
いかがでしたでしょうか
DIニュース本誌では、点鼻薬の具体的な種類や特徴についてもまとめています
お時間のある方は、ぜひお手にとってご覧ください
少しでも、点鼻薬の使い方について知識を深めて頂ければ嬉しく思います何かわからない事があれば花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね
