室蘭市で上肢ロボットのReoGo-Jのユーザーズミーティングが開催され当院のOTが研究発表をさせていただきました。当初は10月12日の開催予定でしたが、台風の影響により11月に延期となりました。当日路面はアイスバーンでしたが、無事に発表を終えることが出来ました。
今回の研究は「ReoGo-J使用による上肢機能の即時効果」というテーマです。ReoGo-Jは脳卒中片麻痺患者の上肢機能を改善させるロボットで、当院でも導入しております。先行研究では自主訓練として使用することで肩や肘関節の動きが良くなるという結果が多くあります。今回は自主訓練ではなく、訓練時間内で即時的に上肢機能に変化を認めるのか?という疑問から患者様のご協力をいただき研究を進めている最中です。途中経過ですが、ReoGo-J使用により上肢機能の即時効果を認めるという結果となっています。過去にない研究発表であったため、受講者からは「なぜ上肢機能が改善したのか?」や「ReoGo-をJ導入しようか悩んでいるので、今回の研究は参考になる。引き続き研究を進めて発表して欲しい。」など活発な意見交換ができました。
また他施設のReoGo-Jを運用しての悩みやうまくいった症例、自主訓練での使用方法など多くの知見を得ることが出来ました。
今後も引き続き研究を進めていき、患者様の上肢機能が改善できるように努力していきたいと思います。
リハビリテーション部