第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 予演会を開催しました。 | 花川病院のブログ

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201996日から第25回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 学術大会が新潟市で開催されます。当院から、言語聴覚士2名、鍋倉と牟田口が発表予定です。それに先立ち、予演会を開催しました。!!

 

 

鍋倉STの発表は『回復期リハビリテーション病棟患者における最大舌圧と運動機能の関連について』です。最大舌圧と筋力や握力との関連性は、先行研究で報告されていますが、最大舌圧と歩行や立位などといった実際の動作能力との関連性についてはまだ研究が進んでいない状況です。そこで本研究では、回復期リハ病棟において、最大舌圧が、立位や歩行などの動作能力と関連があるかを検討しました。分析の結果から、立位バランスにかかわる動作と関連性が示されました。メモ

 

 

牟田口STの発表は回復期脳卒中患者における舌圧および咀嚼能率スコアについて』です。回復期脳卒中の患者様の舌圧と咀嚼能率スコアを調査し、常食摂取可能となる基準を検討しました。結果、舌圧は22.8kPa、咀嚼能率スコアは2以上で常食摂取可能となる可能性が示されました。メモ

 

摂食嚥下障害の改善は患者様のQOLに大きく影響します。花川病院では摂食嚥下リハビリテーションに力を入れており、複数名の摂食嚥下リハビリテーション学会認定士が在籍しています。今後も患者様に満足いただける充実したリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽していきたいと思います。

 

リハビリテーション部