薬局よりDIニュース(6月号)のご案内です | 花川病院のブログ

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みなさん、こんにちは薬毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース5月号」をブログでご紹介します今月のDIニュースでは、スポーツと薬にちなんでドーピングについてまとめたいと思いますひらめき電球

 

一般的にドーピングとは、競技力を高める為に薬物などを使用したり、それらの使用を隠したりする行為の事を指します合格禁止物質は主に以下の3つに分類されますキラキラ

 

・常に禁止されている物質(使ってはいけない)

・競技会において禁止される物質(競技大会中だけ禁止)

・特定の競技において禁止される物質(該当競技以外の選手は使ってOK

 

※禁止物質・禁止方法は世界アンチドーピング機構(WADA)の禁止表に定められています。 禁止表は、毎年11日に更新され、原則12月31日まで有効です。アスリートの方で薬を服用する場合は最新版の禁止表を確認する必要があります。

 

ドーピング禁止物質といえば、「男性ホルモン」、「筋肉増強剤」や「ステロイド」などが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?実は、病院で医師から処方される医療用医薬品や薬局、ドラッグストア等で購入できる市販薬(OTC薬)にも広く含まれています。また、サプリメント(特に海外製品)にも含まれていることがあり、注意が必要です。

 

 最も身近な例で、見落としがちなドーピングの例が市販の総合感冒薬

(かぜ薬)です!!現在、市販されている総合感冒薬の約7割にドーピング禁止物質の一種である興奮薬(メチルエフェドリン、エフェドリンなど)が含まれているため注意が必要ですクラッカー代表的な商品には、「エスタックイブ」、「パブロンSゴールド」などが挙げられます薬 

また、この興奮薬(メチルエフェドリン、エフェドリン)は、マオウという生薬成分に含まれます。そして、このマオウは「葛根湯」など多くの漢方薬に含有されているので漢方薬といえども確認が必要ですえーん

 

いかがでしたでしょうか??風邪薬がドーピング禁止物質の一種であることを知らない方も多かったのではないかと思います真顔少しでも、ドーピングへの理解を深めて頂ければ嬉しく思います。何かわからない事があれば、花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいねひらめき電球(薬局 長谷川)