みなさん、こんにちは
みなさんの中にも、グレープフルーツがお薬に影響を与えてしまうというお話を聞いたことがあるかもしれませんお薬と食べ物の相互作用はいくつか報告されていますが、今月のDIニュースでは、グレープフルーツに焦点を当てて、お話しをしたいと思います
なぜ、グレープフルーツとお薬が飲み合わせが悪いのか疑問に思う方がいるかもしれません。グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類という物質が、小腸にあるCYP3A4という代謝酵素を阻害することで、お薬の代謝が妨げられ、体内でお薬の濃度が上がってしまい、効果や副作用が強く現れてしまうのです下の表に、グレープフルーツが影響を与えるお薬についてまとめてみました
上記のお薬はほんの一部ですご自身の飲んでいるお薬の中で、グレープフルーツとの飲み合わせが気になる方は、医師・薬剤師にご相談下さいね
どうしてグレープフルーツだけと思っている方もいるかもしれませんが、実はグレープフルーツだけでなく、他の柑橘系でもフラノクマリン類を含む種類があるため注意が必要ですフラノクマリン類に影響を受けるお薬を服用している方で、柑橘系をどうしても食べたい場合は、オレンジやデコポンなどを選べば良いかもしれませんね
いかがでしたでしょうか少しでも、グレープフルーツと薬について理解を深めて頂ければ嬉しく思います何かわからない事があれば、花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね(薬局 長谷川)