皆さんは「KYT」という言葉をご存知ですか?
KYTとは危険予知訓練、「Kiken Yochi Training」の頭文字をとった言葉です。
危険予知訓練とは職場内研修等を通じ、危険性の情報を共有することで、
予測できる災害の発生を未然に防止させる仕組みのことです。
元々は工場や製造作業現場などで行われていた取組みですが、
病院という環境の中にも様々な危険が潜んでいます。
医療現場の安全を守るうえでも、このKYTは有効だと考えられているのです。
医療事故を防ぎ、医療現場の安全を保ち、
患者さんへの安心な医療を提供するとともに、
職員も安心して医療を提供できる環境を作るためには欠かせないものなのです。
院内のリハビリ室にて開催しました。
参加対象者は全職種を対象とし他職種のメンバー構成にグループ分けして、
司会・書記・発表者をグループごとに決めディスカッション開始。
一昨年は市販されている参考書の絵、昨年はビデオ、
そして今年は、院内に危険が潜む写真と毎年工夫を凝らしております。
学卒2年目のNsも、今年はアドバイザーとして頑張っております。
母校に訪問させていただく際、奮闘ぶりを先生や後輩に伝えてきます。
いよいよ発表です。期待していた答えが次々とあげられました。
少し見づらいかもしれませんが、
患者さんを背中にして夕方の薄暗い病棟の様子です。
声掛けをして背中の患者さんの行動を把握している風景です。
皆さんは、どのような危険が潜んでいると思いますか?