2週間前の血液検査で、ホルモン剤の投与による副作用が出ていることが判明した。肝機能のバロメーターが1桁上昇していたのだ。そこで注射も投薬も中止して様子を見ることになった。
その2週間後の昨日、いつもゆっくり片付ける日本語学校の授業後の処理を慌ただしく済ませて、地元の病院に駆けつける。血液検査をすると、それ以前よりは少し高いものの数値は元の桁に戻っており、どの指標にもH(基準値よりも高い)のマークは付いていなかった。さあこの先どうなるのかと思ったら、先生は「違う種類のホルモン注射をしましょう」と。太い注射なので注射専門の看護師に任せず、ここでやると言って、自らブスッと腹にぶち込んだ。しかし先生の方が上手とは言えず、前回はなかった血の滲みが残っている。
診療明細を見ると、この注射は「ゾラデックス」と書いてある。副作用が出たと思われる2回目の薬が「カソデックス」だったが、同じように副作用の原因と見られる可能性のある1回目の注射の診療明細を捨ててしまったので、何が何だかよく分からない。先生に任せるしかない。
先生に「免疫療法をどう思いますか」と聞いてみたが、「保険が効かないし中には怪しげなものもあるので具体的に言ってもらわないと判断できない」とのこと。今「がんを切らずに治す」という赤木メソッドの本を読んでいるのは、ホルモン投与が副作用の結果できなくなった場合に備えて免疫療法を調べ始めたからである。
なお今回はPSAは測定していないとのことだったのでその数値はない。