日本語学校の卒業生を蓼科に招待する(2) | けんじいのイージー趣味三昧

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 日本語学校の超優秀教え子で今は美大の中国人学生を招待した2日目は、山歩きを予定していた。ところが天気予報が芳しくない。候補にしていた鷲ヶ峰のある車山方面、北横岳のある北八ヶ岳方面、どちらも「登山に不適」の時間帯がある。

 

 

 前者には八島湿原の花、後者には山頂からの雄大な景色が期待できるのだが、天気が悪くては仕方がない。そこで特に売りがあるわけではないが、近くの八子が峰に登ることにした。恐らくもう何十回も登っている山だが年々花が少なくなっている。今回もきのこはあっても花はほとんどと言ってよいほど見られなかった。

 

(蓼科山にも霧がかかる)

 

 蓼科湖方面との分岐に出るのに今まで1時間で登っていたのに、今回は1時間15分もかかってしまった。しかも今回はペットボトルを入れたナップサックを彼に持たせたのにである。もちろん21歳の彼は何度もけんじいを待った。歳には勝てない。

 

 

 彼は「水墨画のような景色もいいものです」と言ってくれるが、冴えない景色にスナックをつまんですぐに下山。山荘にたどり着く頃に雨が降り出した。アプローチの短いご近所の山を選択して正解だった。

 

 

 うちでランチした後、康耀堂美術館に行く。名前だけはずっと前から知っていたが、2005年に京都芸術大学の附属施設になったことを知り、暇なときに行ってみようと思っていた。佐鳥電機の多分創始者佐鳥康郎氏のコレクションが収蔵されている。

 

 

 ちょうど美術系の大学生である中国人の教え子にいいだろうと思いついた。川端龍子、高山辰雄、小倉遊亀など知った名の画家の作品もある入場料300円の小ぶりの美術館。時間つぶしには悪くなかった。

 

 

 帰荘した後、「午後の紅茶」と、彼がお土産にくれた広東省の紅茶を淹れてもらう。あっさりとしたおいしいお茶だった。