今年も何とかホンダの月極めで車を使う一種のサブスク商品「ホンダマンスリー」の車を借りることができた。ただ車の引き渡し店舗は世田谷にはなく、練馬区まで行かなければならない。
まず朝の小田急線が人身事故で大乱れ。9時を過ぎているのに大昔を思い出す超満員。そんな中でもスマホを手放さず、小さなスペースを自分の前に確保する人間のなんと多いことか。けんじいは思わず舌打ちをし「こんな時にまで」とつぶやいたが、反応したのは4、5人のうち1人だけ。
それが1つ目のケチで、2つ目は前日までの曇天から雨天になったこと。3つ目のケチが事故でなければよいがと思いながら、中央高速をひた走った。とはいえ雨の中なので昔では考えられなかった平均80kmとゆっくり走ったので、世田谷の自宅から諏訪インターまでちょうど3時間かかった。
山荘が近づくと、あっちからもこっちからもまるで牧場のように草を食む鹿の団体さんが現れた。そう言えば天城縦走した時、登山口まで乗ったタクシーの運転手が「こういう小雨で霧が出ているような時に鹿が多いんです」と話してくれた。
昔は「鹿に会えてよかった」と思ったが、今や恐怖。山荘に着いたら鹿がこんにちはとお迎えするのではないかと恐れたが、さすがにそれはなかった。
去年は到着後、「右手の小指と薬指に異変があり、ネットで調べると長時間同じ姿勢をしたためにかかる肘部管症候群」と心配したが、幸い今年はそれはなさそうだ。
なおホンダマンスリーも、使い始めた4年前からいろいろ条件が変わり、今回は今までの諏訪ナンバーでなく世田谷ナンバーになった。蓼科でしか使わないのだから「地元の車でござい」のままでいたかったが、今年は見た目東京の車、色は空色（ちなみに去年はローズピンク）、「空平君」と名付けた。