東京都知事に「ほとんど自民党の小池百合子」が三選したと思うわけ | けんじいのイージー趣味三昧

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 都知事選挙は事前の予想通り、現職の小池が当選した。現職としてそれなりに子供や教育に予算をつけてきたわけだから、嘘にまみれた人格を別にすれば、特に失点もない現職を引きずり下ろすのは難しいことだろう。

 

 そこで思うのだが、今回の有力3候補をざっくり分類すると、「石丸は日本経済を立て直す、小池と蓮舫はお金の配分」である。東京都は日本で唯一の勝ち組都道府県だから、お金を稼ぐ力を増やす必要はほとんどない。そうなるとお金の使い方だが、地方政府に国防や外交の必要はないから、福祉を充実させる点でほとんど違いは出せない。要は東京では、小池でなくてもその気があれば福祉を充実させることは難しいことではないのだ。

 

 

 となると、あとは人間性だ。けんじいは、小池は自民党に所属していたか今もしているのと同然なので、この時期にこの「ほとんど自民党の小池」が当選したことに違和感を覚える。


(1)今回小池は「公務優先」なんちゃって、ほとんど表に出なかった。蓮舫の討論会の呼びかけにも応じなかった。先の東京15区の補欠選挙では乙武候補のために公務を割いて応援に駆けつけたのに、自分の選挙で公務優先とは笑わせる。単に記者から追及されるのを逃げただけである。つまり卑怯者の自民党と同じである。


(2) 記者から追及されるのを恐れたのは例のカイロ大学卒業問題である。ネットではカイロ大学ではなく、ワイロ大学ではないかといった面白い書き込みもあったが、疑惑が払拭できないような人物が首都のトップとは恥ずかしい。この点でも疑惑いっぱいの自民党と重なる。

 

(小池百合子と同居したという北原百代さんによると小池はカイロ大学を卒業していない)


(3)今回の数少ない討論会で、三井不動産等からの政治資金パーティー券購入について聞かれ、一般論しか答えなかった。要すれば、自民党と全く同じカネと大企業癒着の問題を抱えている。

 

 そんな自民党そのものみたいな候補に労働者の組織である連合が推薦したというのも狂っているとしか言いようがない。それでも今落ち目の自民党とは違うという人気と現職の知名度で当選した。癪だが。あとは得票率が過半数いかないことを祈るばかりだ。