最初に入った会社の年1回の同期会。コロナでしばらく休会だったが、昨年から再開された。この間に亡くなった者もいて、今や生存者は全体の3分の2強である。そのうち6割ほどが出席。多くは趣味があるかどうかはともかく悠々自適の暮らしだ。「教養と教育がある」というおなじみの言葉が何度も出た。
悠々自適の強者は「年間読書180冊、ゴルフは少し減って75回」と言う。まさに晴耕雨読、趣味三昧である。明らかに日焼けしていた。ゴルフは他にも楽しんでいる者はいるが、いまでもバレーボールをしていると言う元気な者もいた。回転レシーブもするそうだ。音楽関係ではコーラスをしている者がいて、けんじいのハーモニカコンサートと演奏会のチケットの交換をした。
仕事の話をしたのは、けんじいともう2人だけ。これも健康法の1つだと思う。健康といえば、脊柱管狭窄症の話が出た程度で、皆元気そうだったが、考えてみれば元気だから出席できるわけだ。欠席した中には健康の優れない者も多いのだろうと思う。けんじい同様前立腺癌の経験者は2人。2人とも治療は終わっているので、これからというのはけんじいだけだ。
同期の中に入社して3年ほどでサラリーマンを辞めて大学に入り直し医者になった者がおり、関西からわざわざ出席した。「弁護士と違ってただでアドバイスするからなんでも相談してください」と頼もしい。実はけんじいも何回か相談したことがある。民間病院の雇われ院長をしており、80歳まで辞めさせてくれないと言っていた。
こうしてみると、けんじいはアウトドアというかスポーツというか、この分野でも、音楽分野でも、仕事の面でも、病気の面でも顔を出したことになる。忙しいわけだ。
予定の2時間が過ぎた後も、コーヒーで続きの話。しかしけんじいはこの日同じ時間帯に行われた日本語学校の教師会に出られなかったので、途中退席し学校に急いだ。来年はけんじいも「前立腺がん治療無事終了」と言って再会したい。