三浦半島観音崎のウォーキング | けんじいのイージー趣味三昧

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けんじいの3大趣味である山歩き、鉄道模型製作、オカリナ・ハーモニカ演奏を中心に好きなことを書くブログです。Yahooからの移行ですが、よろしくお願いします。

 冬は三浦半島に限ると、年末の荒崎海岸に続いてまた出かけた。半島の西海岸は城ヶ島、油壺、荒崎と歩いたが、東側の観音崎はまだ歩いていない。調べると、京急馬堀海岸駅から観音崎までの道が紹介されている。これはいいと品川駅から京急線に乗る。

 

 

 馬堀海岸駅から歩くつもりでいたが、バスがすぐ出ることもあって気が変わりまずはバスで突端の観音崎へ。観音崎の名は、行基上人が悪さをする大蛇を鎮めるため観音様を彫ってここに祀ったことに始まる。しかし戦乱等で消失、発見、焼失、現在のものは2019年に地元が復元したもの。

 

 

 高台にある日本最初の西洋式灯台を目指す。1868年にフランス人技師ヴェルニーさんによって造られた。今のものは関東大震災後の1925年に造られた3代目。ご寄付300円を支払って内部階段を登るが、大人になって高所恐怖症となったけんじいは上ではしゃぐこともできず、写真を撮ってそそくさと下りた。

 

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 ここから馬堀海岸に向かって歩き始める。少し行くとデッキ式の遊歩道が現れた。

 

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 こんな道が続けばいいなと思うがそうはいかない。京急ホテル(上)を過ぎるとデッキ道もなくなり、舗装道路を歩く。

 

 

 もっとも歩道はきちんとつけてある。旗山崎、破崎それぞれに謂れのある崎を通り過ぎてから、梅の咲く斜めにつけられた道を海辺に下っていくと、目をつけておいた「かねよ食堂」が現れた。

 

 

 前回の荒崎海岸の時も道を間違ったかと思うほど周りに廃屋の多い場所にあったが、今回も同じ。もともと漁師小屋だったという建物は外からはまさにあばら家。しかし中は洒落たカフェ。

 

 

 オーナーは今も漁師をしているので刺身も出すものの、メインは地中海を連想させるスパゲッテイなどでやや気取った感じ。気取ったと言えば小泉進次郎ご愛用の店だというネットの書き込みもあった。チェッ、知らなきゃよかった。が、蛸墨のスパゲッティはなかなか美味かった。

 

 

 お店の前の砂浜の景観は確かに素晴らしい。それからまたしばらく歩道を歩くと走水(はしりみず)水源地という今も使われている地下水の水源地を公園にした場所が現れた(但し下の写真は最初の観音崎に近いあたりです)。灯台同様ヴェルニーさんが指導してこの水道を作ったと言う。明治時代は日本もずいぶん西洋人のお世話になったものだ。

 

 

 話は飛ぶがこのルート、鳥が多かった。鳥だから飛んでもお許し願いたい。メジロ、カモ、バン?イソヒヨドリ。

 

 

 この公園の先から「うみかぜの道」と名付けられた海辺の散歩道が現れた。椰子の木を街路樹にしたこの通り整備されすぎの感じの道が横須賀駅まで続いているらしい。しかしもう15千歩を超えたので、馬堀海岸駅の次の京急大津駅でウォーキングはおしまいにした。時間をかければ走水神社など歴史散策も楽しめそうなとてもよいコース。