明けましておめでとうございます(2010年新春) | けんじいのイージー趣味三昧

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けんじいの3大趣味である山歩き、鉄道模型製作、オカリナ・ハーモニカ演奏を中心に好きなことを書くブログです。Yahooからの移行ですが、よろしくお願いします。

 2000年からの10年間を何と呼ぶのかアメリカでも議論になっているそうだが、とにかく00年代が終わり、10年代に突入した。その年越しを故郷名古屋で過ごした。

 今月87歳になり、独り住まいでなお茶華道を教えている母親をけんじいと弟の家族が囲み、けんじい夫婦を社会人になった二人の息子が囲むという久しぶりの家族大集合の嬉しい新年だった。ただし息子達は適齢期なのに名古屋に集合するくらいだから、孫ははるか先の話になりそうだ。

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 母親の点てる茶の湯を楽しみ、長男が書き初めしようと想定外のことを言い出すので、大昔を思い出して筆をとった。道具は、ちょうど10年前に亡くなった父親が書道を嗜んでいたのでそれを引っ張りだした。

 正月といえば初夢だが、こればかりは見ようとして見られるものではない。それどころか、この歳になると目を閉じても、さらに掌で目を隠して暗闇にしてもそれ以上は何も見えない。まあ無理して何かを思い詰めればその映像が浮かんでこないこともないが、その映像ははなはだ心もとない。

 ところがこどもの頃には、目をつぶると様々なキラキラと輝く色とりどりのものが見えた。あれって一体何だったんだろうと思う。ちょうど万華鏡の中身のように輝いていた。大人になると見えなくなってしまうものらしいが、他人に聞いてもそうだそうだと言ってくれる人と、そんなことは知らないと言う人がいる。

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 けんじいには更にこどもの頃の不思議な記憶がある。ある夜真っ暗闇の中で天井を向いて見つめていたら、それこそキラキラと光るチリのようなものが、太い柱のようになって上から下りてきた。不思議でたまらず、手を伸ばしてみたが、もちろん何も手には当たらなかった。この話は今のところ誰にも「そうだそんなことがあった」とは言ってもらえていない。いまだに謎である。

 キラキラ輝くものが見えなくなってしまったことは寂しいが、輝きを求めて10年代に飛び出そうと思う。思い通りに行くかどうか全く予想もつかないが、今年はそんなプロセスも書いていきたい。