企業説明会 | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

管内高校生向け企業説明会に参加しました。

説明するのは若手社員、私は雑用係で同行しました。

 

説明する若手社員は3月から入社3年目に突入します。
携帯ショップから転職した彼は土木を知らない管内高校生にとって1番近い存在だと考えます。

 


説明を眺めていて笑ってしまいました。

■建設業のイメージは?
・暴力あたりまえ ⇒ 労災・パワハラ
・怖い人多そう  ⇒ 怒らせなければ怖くない

・長時間労働   ⇒ 労基違反

 サービス残業

イメージとは違うと伝えていました。

 

「そんなこと説明しなくても分かるだろう」と思いながら、現場見学に来た中高校生たちのアンケート回答内容が頭に浮かびました。
アンケートでイメージが変わった理由に焚いて

「・土木関係は上下関係が厳しいと思っていたが、雰囲気が良かった。

・も怖い男の人が多いイメージだったが、とても優しく気さくな方々ばかりだった。

・汚い、厳しいというイメージと大きく違っていて、優しくて、きれいなところだったから

・明るく丁寧だったから

・あそこまで身近なものを作っていると思わなかったから」

とありました。
私達の仕事は環境が改善され働きやすくなっていますが、中高生が抱くイメージはまだまだ違うのです。

 

彼がこの仕事に飛び込んできた時の不安と一緒なのでしょう。

 

小学6年生で東日本大震災に遭った自分が職を変える時に地域の役に立つ仕事がしてみたいと働く仕事内容を伝えていました。

 

私が経営者として建設業の魅力を伝えることも大切ですが、高校生にとって自分たちに近い目線で分かりやすく話してくれる彼のような存在の言葉の方が受け止めやすいのではないかと思いました。

11月に職場体験に来た釜石商工の生徒さんが仲間を連れて聞きに来てくれました。
釜石高校から参加した3名も聞きに来てくれました。

来週、5日は釜石中学校のキャリア教育で「建設業の役割」をお話してきます。
これもずっと続けていますが、ゆくゆくは若手社員に任せたいと思っています。
雑用係の配慮不足でグリーンの養生テープが目立ってしまいましたが、青紀土木が地域で果たす役割と集い働く事の意味や楽しさを伝え続けられたらと思いました。