月曜の朝 | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

月曜日の朝、メールを確認すると静岡県伊豆の国市の仲間からメールが届いていました。


「これまでのやりとりから静岡県でこのような取り組みとなりました。」と画像が添付されていました。

静岡県の優良工事表彰を従来の「地域貢献」部門から「災害復旧・地域貢献」に変更したこと、災害対応に従事する企業への評価を高め、災害への備えを強化する。と記してあります。

 

静岡県建設業協会・伊豆の国市若手の会との繋がりは、2016年5月に行われた静岡県土木施工管理技士会40周年記念座談会「大震災に備える」へ岩手県建設業協会として出席した事から始まりました。

 

それから伊豆の国市若手の会の皆さんと交流が始まり、釜石に足を運んで頂いたり、私が伊豆の国市を訪問して若手の会の皆さんに震災対応のお話をさせて頂いたり、このご縁はずっと繋がっています。

お話した事はそんなに大切なことではなく静岡の建設業協会の熱意が全てだと思います。
静岡県建設業協会の皆さんの地域を守る、支えるという真摯な姿勢と静岡県の柔軟な評価方法に災害対応への強い意志を感じました。

 

いつどこで何が起こるか分からない状況で一番最初に現地へ向かい対応するのは地域の建設業者です。

役割に対する「使命感」だけに依存していてはいけないと思います。

 

月曜の朝から背筋がピンと伸びる内容のメールに元気を頂きました。

今もずっと能登半島地震に対応される皆さんはゴールをイメージ出来ない中で奮闘されているのではないかと思います。
13年前、神戸市建設業協会の方が釜石支部を訪問してアドバイスして下さったように、2月中に能登へ赴き、私たちががれき撤去など、どんな事に留意して作業を進めたのかイメージ出来るようお話しに行くつもりです。