いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

11月30日 大槌町文化交流センターにて「令和5年度 釜石地方林業活性化セミナー」が開催されました。
 

林建協働のトップランナー「たかやま林業・建設業協同組合」専務理事を務められる株式会社 長瀬土建 長瀬社長から『持続可能な林業を支える建設業のあり方』という演題でお話を聞くことが出来ました。

 

セミナーの講演は2つあって、長瀬社長の講演に先立ち、露払いとして何と私が青紀土木の「森林管理事業について」という林業に参入するまでと1年7カ月が経った、今とこれからの取り組みについてお話させて頂きました。

 

私は20分、長瀬社長は60分の持ち時間でした。
建設業者における林業のトップランナーとアンカーが同じセミナーで話すという不思議なセミナーでした。

 

長瀬社長のお話を社員に聞いて欲しかったので8名参加させて頂きました。

 

この林業活性化セミナーは、公共事業の減少に伴い林業へ進出を考えている建設業者へ、市内で実際に取組む弊社とトップランナーのお話を聞く事でより林業への取り組みをイメージして頂く目的だと解釈し、資料を作成していましたが、1週館前の打合せで弊社のように新規参入を検討し取り組もうとする業者に向き合う自治体職員が30名以上参加するという事で資料を作り直し、自治体職員に建設業の現状と取り組んだ経緯とこれまでをお話させて頂きました。

 

長瀬社長のお話は自社、建設業の強みを活かして協働していること、林建協働の今後の課題、日本の林業の現状など分かりやすくお話してくれました。

 

今回頂いた資料を読み返しながら森林管理事業部の運営を考え進めて行こうと思いました。

弊社がメディアに取り上げて頂く度に、同業者から、どんな作業をしてるのかなど色々な電話が掛かってくるので、多数業者が参加すると思っていましたが実際は少なかったです。

農林部が周知をお願いしたようですが実際はそうなっていなかったようです。
その方にとって意味が有るか無いかではなく、各社それぞれにとって意味が有るか無いのかが大切だと思います。

トップランナーが近くまで来て、私たちのテーマに沿ってお話して下さる機会は中々ありません。

勿体ないと思いました。

 

最後に長瀬社長から『自分がやりたいと思ったことを信じて頑張った方が良い』とお声がけ頂きました。

 

私の回りには圧倒的に新しいことにチャレンジしない方が良い、プロがやってきて上手く行っていないのにお前が参入して上手く行く訳がないと言われる事が多いです。
でもここから仕組みなど変わっていくと信じて進んで行きます。

 

この現状で、何もチャレンジせず、このままで本当に今いる社員や会社を支えることが出来るのか、と逆に聞きたくなるのですが、とにかく来年で3年、それから2年で5年間取り組んでみる。

その時の状況に応じてもう一度考えようと思います。
 

今回、何ともしがたいご都合で長瀬社長は講演など、とても出来る状況とは思えず、セミナーが中止になるのではないかと思いました。

それでも長瀬社長はZoomで講演してくれました。

社員と私も長瀬社長のお話を通して森林管理へ思いの共有が出来るのではないかと思いました。
 

長瀬社長の最後のスライドに勇気を頂きました。

長瀬社長ありがとうございました。
このセミナーを企画して下さった釜石地方林業振興協議会の皆さまありがとうございました。