(前回記事の続き)
普段なかなか乗れない離島航路の貨客船「あおがしま丸」に乗船し、東京湾を半日かけて周遊する団体ツアー
ツアーを企画したのは、小笠原諸島専門の旅行会社「ナショナルランド」
今回乗船する「あおがしま丸」は、
太平洋に浮かぶ伊豆諸島最南端の有人島で絶海の孤島・青ヶ島定期航路向け(八丈島〜青ヶ島)の貨客船として建造され、伊豆諸島開発(株)が運行。
現在は、青ヶ島航路に新船「くろしお丸」が投入されたため、「あおがしま丸」は予備船となり、主に東京港・伊東港等と伊豆諸島を結ぶ貨物船として活躍。また、新船「くろしお丸」の代船としてたまに青ヶ島定期航路に復帰する。
この「あおがしま丸」を貸し切り、ツアーを実施。
●東京港竹芝桟橋出港
出港準備中の貨客船「あおがしま丸」
係船索(ロープ)を巻き上げる。
定刻の13時00分より少し早く、
12時45分頃、東京港竹芝桟橋を出港
岸壁の作業員が手を振って見送り
竹芝桟橋を後に。
後ろには、13時30分発の伊豆大島行き高速ジェット船
日の出桟橋
新交通ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)が走る。
東京タワー
高さ333mの東京タワーも、今では、高層ビルで見え隠れ。
日の出桟橋は、水上バスやレストラン船が発着
芝浦埠頭
倉庫が立ち並ぶ。
前方にはレインボーブリッジ
10号地その2埠頭
朱色の船体は近海郵船の東京〜大阪〜沖縄航路貨物船(RORO船)「しゅり」。琉球海運の貨物船(RORO船)と共同で運行。
かつてこの場所は、沖縄・奄美方面の旅客船(琉球海運、マルエーフェリー(大島運輸))が発着していた場所。
東京有明フェリー埠頭(10号地その2埠頭)
東京スカイツリーと、東京有明フェリー埠頭
この長距離フェリーターミナルは、交通不便で都心からも遠い。
かつてこのフェリーターミナルには、
日本沿海フェリー(東京〜苫小牧︰「さっぽろ丸」「しれとこ丸」「えりも丸」)、
近海郵船(東京〜釧路︰「まりも」「さろま」)、
オーシャン東九フェリー(東京〜徳島〜小倉︰第三伊豆、第十一伊豆)、
日本高速フェリー(東京〜那智勝浦〜高知「さんふらわあ8」)など、
様々な長距離フェリー航路が発着し、賑やかな時代があった。