(名松線 伊勢鎌倉駅)
JR名松線の終着駅・伊勢奥津
16時35分に伊勢奥津駅に到着した1両きりの気動車は、折返し17時15分発松阪行き運用まで、40分間の小休止。
2009年(平成21年)10月8日の台風18号による豪雨による甚大な被災で、家城〜伊勢奥津間が不通になりバス代行となった名松線。
JR東海は名松線・家城〜伊勢奥津間の「廃止」を表明したが、関係者間の協議により、紆余曲折の末、2016年(平成28年)3月26日に復旧し、運転再開された。
一時、廃止の方針が示されが名松線は、実に6年半の歳月をかけて全線復旧となった。
台風災害による廃線の危機から復活したJR名松線
駅舎内には、付近の観光店舗の案内
「名松線を守る会」の案内掲示が、今もJR名松線維持の厳しさを物語る。
伊勢奥津駅発車時刻表。一日8本。上り最終列車は18時58分発と早い。
駅前には津市コミュニティバスが発車待ちしているが、乗客はいない。
駅舎内には、名松線の思い出の写真を展示
キハ35系とキハ58系が連結し走っていた時代もあったよう。
伊勢奥津駅スタンプ
台風で被災した名松線 家城〜伊勢奥津間は、約6年半の歳月をかけて、2016年(平成28年)3月26日に無事復旧した。
奈良から伊勢に向かう旧街道「伊勢本街道」の宿場・奥津宿のあった地
伊勢奥津駅舎。駅入口は一番右端。
駅舎は、住民センターや観光案内所を併設。かつては一志郡美杉村であったが、現在は津市に合併。
蒸気機関車時代の遺構・給水塔が今も残る。
行き止まりの終着駅
桜の花が咲き乱れる終着駅
元々は伊勢奥津駅からさらに約30km先の名張駅まで結ぶ計画で、それぞれの頭文字をとって「名松線」と命名したが、伊勢奥津駅から先は建設されることなく、線路はここで途絶えてしまった。
伊勢奥津駅前
津市コミュニティバスのバス停。
2021年(令和3年)3月末までは、ここから名張駅まで、三重交通のバスが一日1本走っていたが廃止されてしまった。
間もなく、折返し松阪行き列車の発車時間
JR名松線 松阪行き普通列車、
伊勢奥津(いせおきつ)駅、17時15分発車
伊勢奥津駅発車時点で乗客は2名
伊勢鎌倉(いせかまくら)駅
伊勢竹原(いせたけはら)駅
古い駅舎が残る。
日が傾く夕暮れ
家城付近の雲出川の荒々しい岩肌。雲出川の渓谷は「家城ライン」と呼ばれる。
17時49分、家城(いえき)駅到着。
18時02分まで13分間停車。
名松線の閉塞方式は、松阪駅〜家城駅間は票券閉塞式、家城駅〜伊勢奥津駅間はスタフ閉塞式
駅員は、運転扱い業務を行う。
17時55分下り伊勢奥津行きが到着。18時08分まで停車。
終点の松阪(まつさか)駅、18時41分到着
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松阪駅からは、近鉄特急アーバンライナーで近鉄名古屋へ。
近鉄名古屋到着
21000系アーバンライナー
★チャンネル三重県(動画)↓↓↓
※2021年(令和3年)春
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(終わり)