男鹿線 鈍行列車の旅(秋田→男鹿)【北国の冬列車 秋田編①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(男鹿駅)



朝一番の男鹿線乗車のため、前日夜、秋田入り。





そして翌日、

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年の暮れ、早朝の秋田駅

秋田駅改札内中央口跨線橋の通路の両端には、実際に走行可能な大型鉄道模型(1/10スケール・1/5スケールのミニ蒸気機関車、ミニ新幹線)や、実際の蒸気機関車の部品(煙室戸)が展示されている。

1/5スケールの「D51 554」ミニ蒸気機関車(ライブスチーム)。旧・土崎工場製。以前は土崎工場の一般公開などで、実際にボイラーを焚き走行していたミニ蒸気機関車。

ミニ蒸気機関車のすぐ手前には、かつて土崎工場一般公開時でのミニ蒸気機関車運転時に、これに連結されていたミニ客車も展示されている。

客車には椅子があり、3〜4人乗れる造り



実際人を乗せ動くライブスチームのため、圧力計などの計器類も備えている。

秋田新幹線E6系「こまち」の模型も展示
  


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秋田駅5番線ホームへ。
JR男鹿線の一番列車が既に停車中。

早朝5時38分発、JR男鹿線 男鹿行き普通列車


男鹿寄りから、男鹿線色
キハ40-541+キハ48-522+キハ40-547+キハ40-54。朝晩は乗客が多いため長大編成が走る。

JR男鹿線は、従来からの国鉄型気動車キハ40系(キハ40形、キハ48形)のほか、2017年(平成29年)3月4日ダイヤ改正より、新たに蓄電池電車EV-E801系「ACCUM」(アキュム)も走り始めた。
2021年(令和3年)3月13日(土)ダイヤ改正では、蓄電池電車EV-E801系が増備され、国鉄型気動車キハ40系は全車引退することに。

男鹿半島は「なまはげ」伝承の地。車体やサボには「なまはげ」が描かれている。

旧型気動車には、行き先サボが健在

JR東日本秋田支社秋田車両センター配属を表す「秋アキ」表示

JR東日本では絶滅危惧種になった国鉄型気動車キハ40系(キハ40形、キハ48形)。
2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正で、同社管内のキハ40系定期列車は、歴史に幕を下ろす。


キハ48-522



車内へ。

キハ40-541

車内はオールロングシートに改造。ロングシートがずらりと並ぶ。
 
乗務員室後部


車両間の渡り板

運転助手席


運転台


キハ48-522

キハ48形にはデッキがある。右側には便所を配置。


便所入口

便所内部

手洗い器

便所内の曇り窓。内側に少し開閉できる。




隣のホームには、701系電車が停車中

こちらのキハ40形は、ワンマン化改造された車両。

セミクロスシートの車内

ボックス席が並ぶ。


 
キハ40形は、便所入口がドア横にある。

キハ40形には、左右2か所に二人掛けボックス席もある。

 

男鹿線 男鹿行き普通列車、
午前5時38分、秋田(あきた)駅発車


4両編成の早朝の下り一番列車は、乗客は数えるほどしかいない。

男鹿線は、一部列車を除き車掌が乗務する。




キハ40-543





窓は、下段も開閉する。

追分までは、JR奥羽本線を走行



土崎(つちざき)駅、上飯島(かみいいじま)駅を過ぎ、

追分(おいわけ)駅


ここから男鹿線に入る。

まだ夜は明けない。外は雪が舞っている。


出戸浜(でとはま)駅 



上二田(かみふただ)駅

雪降る朝、
二田(ふただ)駅




天王(てんのう)駅

日本海と八郎潟を結ぶ水路を跨ぐ、
八郎潟橋梁(323m)


船越(ふなこし)駅





夜明け前の雪道を行く。


脇本(わきもと)駅 

上り秋田行き普通列車と交換。男鹿線は朝晩には長大編成のキハ40系列(キハ40形、キハ48形)の列車が走る。


雪がうっすら積もったホーム



秋田に向け去っていく国鉄型気動車




羽立(はだち)駅

キハ40-547

昭和54年富士重工製

便所使用知らせ燈



終点・男鹿(おが)駅、午前6時33分到着


1面2線の行き止まりホーム

男鹿駅は、行き止まりの終着駅。かつてはこの先、船川港まで貨物線が延びていたが、2002年(平成14年)廃止。

男鹿駅舎

改札口

男鹿駅時刻表。車掌乗務列車とワンマン列車が走る。


駅舎内の待合室内には「なまはげ」が2体





※2020年(令和2年)12月30日(水)


(続く)