最後のサプライズ運転!さよなら 元・国鉄キハ30【②関東鉄道キハ100形さよなら撮影会】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回ブログの続き)


前回ブログはこちら✏️
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関東鉄道の旧型気動車キハ310形(臨時列車)に乗って…【①関東鉄道キハ100形さよなら撮影会】





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※撮影日:2017年(平成29年)1月8日(日)



2017年(平成29年)1月8日(日)に、
関東鉄道水海道車両基地(茨城県)で開催された
キハ100形撮影会~さらば、100!」

関東キハ100形(元 国鉄・JRキハ30)は、2013年(平成25年)12月16日からずっと休車中でしたが、
この日の撮影会を最後に引退・廃車となり、地元の民間施設に譲渡されました。




今回引退する2両の
関東鉄道キハ100形




当日は、午前の部の撮影会に参加(参加費2500円)


水海道車両基地の車両配置図




撮影会場では、かつて、
関東鉄道で主力だった古典機関車や旧型気動車を展示


DD502形ディーゼル機関車と、
キハ310形旧型気動車







そして今回の撮影会の主役、
キハ100形(元 国鉄・JRキハ30形)



キハ100形101号(左)と、
キハ100形102号(右)





キハ100形102号
1966年(昭和41年)7月23日に日本車両製造にて製造。旧・国鉄キハ30(30 96)として活躍。
1990年(平成2年)11月にJR九州より譲受し、キハ3013として関東鉄道常総線で活躍。
1996年(平成8年)にエンジンをDMH17HからDMF13HZに改装し、1997年(平成9年)の
ワンマン化の際にキハ102と改番。
2001年(平成13年)9月に旧 常総筑波鉄道色に変更され、水海道~下館間の閑散区間の運用に就いていましたが、2017年(平成29年)1月をもって関東鉄道から卒業。





関東鉄道の旧型車両が勢揃い






一番左の車両は、運用から戻ってきた、現在の関東鉄道の主力車両









車両基地構内には、現代の関東鉄道の主力てある新型車両も休憩中



車両基地構内の板張の踏切





元 国鉄・JRキハ30が3両勢揃い。

手前に、今回引退するキハ100形が2両。
左奥に、現在は倉庫になっているキハ300形の廃車体。



キハ100形は、
普段見られないレアな行先表示幕をいろいろ披露。







キハ100形101号
1966年(昭和41年)2月28日に日本車両製造にて製造。旧・国鉄キハ30(30 55)として活躍。
1990年(平成2年)11月にJR九州より譲受し、キハ306として関東鉄道常総線で活躍。
1996年(平成8年)にエンジンをDMH17HからDMF13HZに改装し、1997年(平成9年)の
ワンマン化の際にキハ101と改番。
2007年(平成19年)9月に朱色に変更され、水海道~下館間の閑散区間の運用に就いていましたが、2017年(平成29年)1月をもっ関東鉄道から卒業。



車内はワンマン化改造されていますが、
外観は旧 国鉄・JR キハ  30首都圏色の姿そのまま。

戸袋の無い吊り式のドア。戸袋部分の位置にある窓も開閉できるのが特長。



かつて日本各地(関東地区、新潟地区、中京地区、関西地区、九州地区など)で活躍していたキハ30



外吊り式扉を支える枠には、中央のドア上のみ点灯ライト付き








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この2両のキハ100形は、
2013年(平成25年)12月16日からずっと休車中で、
両車両ともこれまでエンジン駆動ができない状態でしたが、
今回の撮影会に際してエンジンが駆動できる状態に復元!


そしてキハ101号はこの日だけの最後のサプライズ走行‼️



ライトを点灯して、キハ100形最後の走り












★★キハ100形(JRキハ30)サプライズ走行の動画はこちら🎥🎥🎥
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撮影会を終え、
関東鉄道の旧型気動車キハ310形(3両編成)を使用した臨時列車(特別列車)に再び乗車し、
水海道車両基地から守谷駅へ。

水海道車両基地12時34分発

臨時列車は、キハ313-314+キハ317による混色の変則編成



キハ310形の車掌のアナウンス開始時には、国鉄型気動車と同じアナログ式のオルゴール(アルプスの牧場)🎵が鳴りました。




旧型気動車キハ310形には扇風機を装備


扇風機にはJNR(国鉄)のマーク









水海道車両基地を発車した臨時列車は、
車両基地内を前進・後進しながら、本線に向かいます。



現在は車両基地内で倉庫代わりになっているキハ300形301号(元 国鉄・JRキハ30)




引退する2両のキハ100形(元 国鉄・JRキハ30)ともこれで本当のお別れ




キハ100形はライトを点灯して、臨時列車を見送ります。





車両基地には現役の新型気動車もいろいろ留置。









車窓から最後の別れ


旧型気動車キハ310形の窓は、
下段も上段も開閉可能



キハ310形臨時列車は、
関東鉄道を卒業するキハ100形2両と、
お互い最後の警笛を鳴らし、永久(とわ)の別れ🎺




キハ100形101号はドアを開けた状態。
外吊り式のドアには戸袋がなく、独特の構造。








関東鉄道に残っていたキハ30系列の車両はこれですべて終焉…










線路脇には関東鉄道の路線バスの駐車場。
路線バスがたくさん停車中🚌


関東鉄道の観光バスもたくさん停車。





水海道車両基地から、
関東鉄道・常総線の上り本線に入りました。
臨時列車は、ここから守谷駅に向かいます。







車庫には、事業用車両も留置












水海道車両基地が遠ざかっていきました。






臨時列車は、
途中の新守谷で運転停車。
普段、定期旅客列車は入線しない3番線に入線。




ドア上の広告スペースには、100形撮影会用オリジナル表示






終点の守谷(もりや)駅4番線ホームに、12時58分着














ホームにはすでに「午後の部」撮影会の乗客が大勢待ち構えていて、乗車していきました。









つくばエクスプレスとの乗り換え駅、守谷駅

現在の関東鉄道の主力気動車



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今回の撮影会の特典として、
1日フリー切符と、キハ100形サヨナラ記念乗車券が付いてきました🎫








撮影会会場で購入した鉄道コレクション「関東鉄道キハ310形復刻塗装2両セット」


自宅の小型レイアウトに置いてみました。



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引退したキハ100形のその後…


2017年(平成29年)1月8日(日)に引退記念撮影会を実施したばかりの関東鉄道キハ100形101号・102号の2両は、
譲渡先の民間施設に向けて、1月14日(土)深夜から翌15日(日)にかけて陸送が行われ、譲渡先施設への搬入・設置は15日(日)日中に実施。


関東鉄道キハ100形の譲渡先は、
地元茨城県筑西市にある「下館ゴルフ倶楽部」を中心とした複合施設、
ザ・ヒロサワ・シティ⛳️
筑波山を望む自然環境豊かな100万㎡の敷地に、ゴルフ場、スポーツ施設、クラシックバイク・クラシックカーミュージアム、美術館、学校、宿泊施設、農園、バーベキュー場などがあり、
ここに現在レールパークを整備中。

すでに、ここには、
元 寝台特急「北斗星」🌃で使用されていた、
スシ24-505(食堂車グランシャリオ)、オハ25-503(ロビーカー)、オロハネ24-551(A,B個室寝台車)、オハネフ25-12(B寝台車)、EF81型電気機関車や、
鹿島臨海鉄道で活躍したマリンライナー🚃はまなす(7001+7002)が展示されています。

今回、関東鉄道キハ100形101号・  102号も仲間入り。
走行させることはできないようですが、エンジン駆動できる状態で保存予定であり、室内灯点灯、ドア開閉、運転関係機器の動作は確保する予定とのこと。

(注)現在はレールパーク整備や車両整備中のため車内見学は不可。
ザ・ヒロサワ・シティのブログによると、今春、3月11日(土)と18日(土)に梅祭りを開催し、列車見学(北斗星、マリンライナーはまなす等)を開催予定とのこと。









ちなみに、関東鉄道から元 国鉄・JRのキハ30系列が全廃したことにより、
今も残るキハ30は、以下の鉄道会社のみになりました(JRからは、JR東日本 久留里線を最後に既に全車引退)。

・岡山県の水島臨海鉄道🚃
(冷房がないため、夏季を除き、平日朝夕のラッシュ時のみ限定運転。日によって運用に入る旧型車両は異なるので毎日は走らない。この他、イベント時に走行ることもある。)

・千葉県のいすみ鉄道🚃
(動態保存車両であるが、予算不足等により、現在は国吉駅構内に留置中。現在は車内公開やドア開閉などたまに行われるイベントで活用。)



(終わり)