関東鉄道の旧型気動車キハ310形(臨時列車)に乗って…【①関東鉄道キハ100形さよなら撮影会】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

つくばエクスプレスで茨城県の守谷駅へ。
ここでいったん改札を抜け
関東鉄道 守谷(もりや)駅へ。




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撮影日:2017年(平成29年)1月8日(日)


関東鉄道 守谷(もりや)駅(茨城県)

この日は、ここから事前申込み制の臨時列車(特別列車)に乗車。




臨時列車は、守谷駅4番線ホームに午前9時45分頃入線。

臨時列車は、旧型気動車キハ310形の3両編成
このキハ310形は、元 国鉄キハ10系を譲り受け、台車更新、新型ディーゼル機関への更新、車体新製、冷房化などの大改造を施した古い車両。




臨時列車は、前からキハ317(3号車)+キハ313(2号車)-314(1号車)による混色の変則編成。


キハ317(右側)は、関東鉄道に残る旧型車両の現役色。
キハ313+314(左側)は、かつての関東鉄道標準塗装であるクリーム色と朱色の復刻塗装


編成の中間に組成された運転室。


アナログな運転台。





この車両、元々は昭和30年代製造の元 国鉄キハ10系ですが、
関東鉄道に譲渡されるに当たり、車体は新製されたため、「昭和52年新潟鐵工製」のプレートが貼られています。



普段2両編成のキハ310形も、この臨時列車では1両増結しているため、この日は、運転室部分も貫通路になり、通り抜け可能。







キハ317号の妻面(車端の連結部分)。
旧型車両は、妻面の窓も開閉可能。




窓枠のつまみをつまんで、窓の下段を開けられる車両も、今では全国でも少数派に。







守谷発、水海道車両基地行きの臨時(特別)列車。
守谷駅 午前10時00分発車。

関東鉄道・常総(じょうそう)線は、全線非電化のローカル線ですが、
利用客の多い取手~水海道間は、非電化路線では全国的にも珍しい複線区間




途中駅では乗降扱いせず、通過又は運転停車のみ。
車窓右側には、この臨時列車の行先である水海道車両基地が見えてきましたが、このまま通り過ぎ、この先の水海道駅まで向かいます。



水海道駅手前でポイントを渡り、下り線(左)から上り線(右)へ。




午前10時10分、水海道(みつかいどう)駅3番線ホームに運転停車。
ここで進行方向を変え、上り本線を走行し守谷・取手方面に戻り、水海道車両基地へ。




水海道車両基地構内に入ると、徐行しながら前進・後進を繰り返し、
午前10時18分頃、水海道車両基地に到着。



今乗車してきたキハ310形には、「ありがとうキハ100形」の特別ヘッドマーク。

この臨時列車は、
2017年(平成29年)1月8日(日)に水海道車両基地で開催された「キハ100形撮影会~さらば、100!」参加者輸送のための特別列車。

関東キハ100形(元 国鉄キハ30)は、2013年(平成25年)12月16日からずっと休車中でしたが、
この日の撮影会を最後に引退・廃車となり、地元の民間施設に譲渡されます。

そのための撮影会参加者の輸送列車として充当されたのが、このキハ310形。






車体側面には特別サボ。


キハ310形は、開閉不可能である戸袋部分の窓(内側)にも、他の開閉式窓と同様、真ん中に桟が入っています。

























このキハ310形は、
現役車両といっても、今や関東鉄道では少数派のなかなか乗れない貴重な旧型車両。
このキハ310形も撮影会用の展示車両になるため、乗客を降ろした後、撮影会会場に向け、停車位置を少し移動。













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車両基地内の事務所1階は、休憩室と鉄道グッズ販売会場として開放。


物販会場では、限定グッズを販売。






休憩室の一角には、関東鉄道のレイアウトを展示。


新旧の関東鉄道の車両模型。






関東鉄道でかつて活躍していたDD502形ディーゼル機関車と貨車の模型も。





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車両基地の片隅には、すでに廃車になっているキハ300形301号(元 国鉄キハ30)の姿も。
この廃車両キハ301は、現在倉庫として使用されているので撮影会場には展示されません。


あちこち錆び付き、保存状態は良くないようです。





















現役のキハ310形(手前)と、
廃車体のキハ300形(奥)。






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展示車両の一つ、
DD502形ディーゼル機関車✴️


関東鉄道の前身である常総筑波鉄道が自社発注した、1956年(昭和31年)日本車輌製造のセミセンターキャブのロッド式ディーゼル機関車。


デビュー当初は、貨物列車や、ラッシュ字には客車列車も牽引。国鉄に乗り入れていた団体臨時列車牽引にも使用。

旅客列車が全て気動車になると貨物専用機関車に。しかし1974年(昭和49年)の貨物輸送廃止後は工事専用機に。

その後は、
工事用車両牽引や、下館~水海道車両基地間の譲渡車両・新製車両の回送車両牽引、イベント列車牽引などで使用されていましたが、現在は休車となり水海道車両基地に留置。


















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(続く)