復刻 赤電 甲種輸送 ☆ JR貨物から伊豆箱根鉄道へ受け渡し(伊豆箱根鉄道大雄山線) | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回の続き)


★前回ブログはこちら✏
↓↓↓↓↓
神奈川県の知られざる鉄道 ☆ 現役!昭和3年製造 旧型国電モハ30系(伊豆箱根鉄道大雄山線)






鉄道旅行ランキングへ←ポチっとしてね


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村←ポチっとしてね



ーーーーーーーーーーーーーーーーー
※撮影日:2016年(平成28年)9月22日(木)


伊豆箱根鉄道大雄山線名物・甲種車両輸送

伊豆箱根鉄道大雄山線(神奈川県)で運用されている5000系5501編成が全般検査を終え、
伊豆箱根鉄道駿豆線(静岡県)にある大場工場を出場


伊豆箱根鉄道の大雄山線と駿豆線は、それぞれ独立した別路線ですが、
車両の全般検査は駿豆線の大場でしか行えないため、
全般検査車両の入場・出場回送は、途中JR東海道本線を介して行う大掛かりな輸送になります。



2016年(平成28年)9月20日(火)から22日(木)まで、3日間かけて甲種車両輸送が行われました。





神奈川県の小田原(おだわら)駅🏯

珍しい甲種車両輸送の入れ換え作業を見るため、伊豆箱根鉄道大雄山線ホームも賑やか。
賑わうホームでは、伊豆箱根鉄道の鉄道グッズ販売コーナーも臨時設置。



JR貨物の甲種輸送列車、小田原到着

JR貨物 相模貨物駅(JR東海道本線 平塚~大磯間にある貨物駅)から、
EF65電気機関車(国鉄色)に牽引された甲種輸送列車がやってきました。



JR貨物の牽引機関車は、JR貨物更新色から国鉄色へと塗装変更された、JR貨物 新鶴見機関区所属のEF65  2139が担当。
現在、EF65  2139号機には同機の展示が予定されている広島車両所の一般公開PR用ヘッドマーク取り付け。

向こう側のJR東海道本線のホームからの見物する鉄道ファンも大勢いましたが、
ちょうど甲種輸送列車が近付いてくるのと同時に東海道本線E233系がホームに入ってきて遮られたため、
JR東海道本線ホームから見物していた人たちは、甲種輸送列車の到着の瞬間シーンは残念ながら見られなかったようです。




EF65電気機関車の後ろには、
介在車の貨車コキ3両(かつてはワムでした)、その後ろに今回輸送中の伊豆箱根鉄道5000系3連を連結



JR東海道本線ホームと伊豆箱根鉄道ホームの間にあるJR貨物線上に一旦停車



伊豆箱根鉄道小田原駅ホームで任務を待つ黄色いコデ165系電車(元 旧型国電モハ30系)と、
JR貨物線上の伊豆箱根鉄道5000系電車(赤電)。




今回出場した伊豆箱根鉄道5501編成は、かつて西武鉄道の車両を使用していた時代に「赤電」と呼ばれていた懐かしのカラーリングで出場

今後は、昨年迎えた開業90周年のファイナルイベントとして、赤電復刻バージョンの電車運転、記念券の発売、式典などが行われるそうです。






向こう側のJR東海道本線下りホームに、185系特急「踊り子」伊豆急下田行きが到着。
元 旧型国電と、国鉄型特急の貴重な出会い。




JR貨物から甲種輸送列車受取りのため、
伊豆箱根鉄道コデ165系事業車が任務開始

コデ165系もいよいよ任務開始
甲種輸送5000系電車をJR貨物から受け取るため、
一旦小田原駅ホームを離れて、線路上で待機。







JR貨物線上の伊豆箱根鉄道5000系赤電と、JR特急「踊り子」との並び。












JR貨物の甲種輸送車、伊豆箱根鉄道へ受け渡し開始

EF65電気機関車に押されて、
甲種輸送列車は後進を始め、
JR貨物線から渡り線を通り、伊豆箱根鉄道の線路へ。





介在車の貨車(コキ)に押されて、この位置でストップ






貨車(コキ)と、JR東海道本線ホームから作業を見物する人たち。



国鉄色塗装に戻った、JR貨物のEF65  2139









④伊豆箱根鉄道へ受け渡し完了、JR貨物の任務終了

EF65+コキとは、ここで切離し



切離されたEF65+コキはゆっくり去っていきました。






伊豆箱根鉄道に受け渡された甲種輸送列車が、一旦伊豆箱根鉄道 小田原駅ホームに入線

JR貨物列車から切り離された5000系電車の反対側に、事業車コデ165系を連結



コデ165系に後ろから押されて、
5000系電車は伊豆箱根鉄道大雄山線ホームにバックして入線してきました。



伊豆箱根鉄道大雄山線小田原駅ホームに入線完了



反対側ホームから、通常営業の電車が発車





コデ165系と、5000系赤電の連結部分







5000系電車の窓には「甲種鉄道車輛」の貼り紙












定期列車を一本運休させて、
小田原駅から大雄山駅まで出場車を輸送





省電・旧型国電時代の面影を色濃く残す、
コデ165系

















伊豆箱根鉄道甲種輸送列車、コデ165系事業車に牽引され、大雄山駅の車庫に向け小田原駅を出発

発車時刻になり、
事業車コデ165系に牽引され、5000系赤電は小田原駅を発車。
大雄山駅に向け、走り去って行きました。



ーーーーーーーーーーーーーーーー

JR東海道本線上りホームからは、
箱根登山鉄道ホームに停車中の小田急電鉄車両が見えます。
箱根登山鉄道の車両に合わせて赤色に。
主に小田原~箱根湯本間で活躍。
(※箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間は乗客が多いため、輸送量の小さな箱根登山鉄道の車両は現在走っておらず、すべて小田急電鉄の大型車両を使用)




大雄山線の出場回送
5000(5501編成)系3連を輸送
輸送行程:
◎9月20日(火)
伊豆箱根鉄道駿豆線・大場13:48→→三島14:05(伊豆箱根鉄道電気機関車ED31形(元 西武鉄道の古典型機関車)+入場車5000系赤電)

三島15:22→大場16:12(ED31形回送)

◎9月21日(水)
三島15:25→相模貨物駅16:24(JR貨物電気機関車EF65+介在貨車コキ3両+出場車5000系赤電)

◎9月22日(木)
相模貨物駅10:30→小田原10:51(JR貨物電気機関車EF65+コキ3両+出場車5000系赤電)
  
大雄山10:26→小田原10:47(伊豆箱根鉄道事業車コデ165系回送)
  
小田原11:36→大雄山11:57(コデ165系+出場車5000系赤電)














(終わり)